2016年5月16日 (月)

知覧の隼

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私の全国零戦巡りの旅(正確には陸海軍機巡りですが)
写真を整理していて色々と出てきました。
 
知覧の隼、これが残念です。
細かい部分までよく再現されているのですが
汚すぎます。元々の色が何色なんだかわからなくなっています。
ひとつ前の記事のゼロ戦と比べるとあんまりな状態です。 

  
文字通り風化しているではないですか。
まずは、この機体を綺麗してほしいと願っています。
 
この隼三型は、特攻機仕様で、左翼下に増槽、右翼下に爆装と、
その佇まいを眺めているだけで、涙が出てきます。
 
一般的な胴体下(中央)に爆装でなく、片翼に増槽と爆弾をひとつずつ、
というアンバランスな組み合わせが涙もんなのです!
展示機で爆装しているのはこの機体だけです。
説明書きはなくとも、自然と感じるものがある筈です。

零戦巡りの旅ゴール

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日本に現存するゼロ戦を巡ってきましたが
このたび名古屋でコンプリートし、ゴールとなりました。
 
巡ったのは以下の通りで、全て写真も自分で撮影しました。
これからそれぞれの特徴をまとめていきたいと考えています。
  

◆鹿児島県
知覧特攻会館(零戦52型、隼、飛燕、疾風)
海上自衛隊鹿屋資料館(零戦52型)
 
◆大分県
宇佐市平和資料館(零戦52型レプリカ)
 
◆福岡県
大刀洗平和記念館(零戦32型)
 
◆広島県
大和ミュージアム(零戦62型)
 
◆愛知県
三菱重工名古屋航空宇宙システム
製作所史料室(零戦52型、秋水)
 
◆静岡県
航空自衛隊浜松基地広報館(零戦52型)
 
◆山梨県
河口湖自動車博物館(零戦21型、52型、一式陸攻)
 
◆東京都
靖国神社遊就館(零戦52型)
上野国立科学博物館(零戦21型)
 
◆青森県
青森県立三沢航空科学館(21型レプリカ)

2016年5月15日 (日)

戦友会の行方

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昨日は靖国神社で私が代表事務を代行する戦友会の慰霊祭でした。
部隊の創設日に合わせて例年開催しています。
 
今年は戦友四名、親族遺族五名、有志四名が
集まり、昇殿参拝を行いました。
靖国神社の本殿は木洩れ日と心地よい風に包まれ
時折、柏手を打つ音が遠くから聞こえる程度で
都心とは思えない静かな雰囲気でありました。
 
94歳の元大尉は
「今年も戦友に会う事が出来て本当に嬉しかった。戦死した者
先に逝ったもの、それに我々も、これからそちらへ
行くだろうから待っていてください」と言いました。
 
戦友会員の最年長は98歳です。
九段下の駅を降りて、大鳥居をくぐり、長い参道をゆっくり40分かけて
歩いてくるのです。まだ五月で心地よい気候ですが
八月ともなれば堪えることと思います。
 
戦友会は毎月開催していますが、先月も会員に不幸がありました。
毎月、今月もちゃんと来てくれるだろうか、とヒヤヒヤしております。
 
戦友会を見てきて、私が感じる健康長寿の秘訣を書きます。
言葉を選ばずに書きますとボケ防止と健康の秘訣は
おおきく二つ。歩くことと、コミュニケーションをとることです。
 
出掛けた先で家族以外とコミュニケーションをとることが何より
脳への刺激となります上、楽しみも増えます。
それには、歩いて出かけようという意思がなければ
叶いません。先ずは健脚を保持。
 
体力が無くて億劫だからと家に居てばかりではいけないでしょう。
新しい事が無いと、ボケが急激に進みます。もちろん無理は禁物ですが
適度な負荷は必要です。付添いのご家族も、何をやるにも
「甘やかせないでなるべく本人にやらせてください」と言います。
 
健康で長生きされる方に共通して言えることは
常に探究心と好奇心を持っています。綺麗な女性が好きです。
タバコも好きですし、歌も歌います。
 
先日は94歳の方が
「コレ買ったんだけど、使い方を教えてくれ」
とタブレット端末を持ってきたので驚きました。
 
運営当初は高齢者を大事にするあまり
結構、恐縮していたのですが最近は割合、言いたいことを
言えるようになりました。
 
ともかく、我々は最後の一兵まで
お付き合いするつもりです。

2016年5月13日 (金)

フライング・ダイナソー搭乗

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私は無類の絶叫マシーンマニアであります。
この度は大阪へ行ったついでにウニバーサルスタジオを訪園し
念願だった新作、フライング・ダイナソーに搭乗致しました。
 
このマシーンの感想を書きます。
富士Qのように高度がないので、あまりスリルはありませんが
宙返りと疾走に伴う爽快感は充分に楽しめます。 背面飛行のまま
宙返りするので、レッドアウトが体感できる国内では貴重なマシーンです。
飛行機好きはぜひ!
 
ディズニーと比べたらかなりいいです。ハリーポッターも搭乗しましたが
こちらはほとんどがバーチャル映像で テレビCMのような鮮明さは
ありませんでしたし、乗り物のカゴが ゴトンゴトン動いているだけなので
それなりでした。

不動産投資勧誘の電話がかかってくる。
「私、〇〇の者ですが、今度新しく出来るマンションがありまして
〇〇まで歩いて数分という好立地ですし、ナンタラカンタラ」
東京の一等地にマンションができるから、購入しないかという旨らしい。
一方的な電話を聞いていれば、こちらの名前も住所も知らないようだ。
 
「どちらへおかけですか?」と尋ねても言葉を濁す。
 
それで
「どうしてこの電話番号知っているのですか?」と尋ねると
 
「東京データシステムというところから購入していまして・・・」
 
と、なんとも正直すぎるほどの回答。
この会社に連絡して、何とか削除してもらえないだろうか。

アンガウル島の調査派遣

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今年はアンガウル島の遺骨調査へ参ります。
 
現段階でアンガウル島の遺骨収集は、
まだ調査段階にあります。大勢を引率しての
行動は難しい為、先ずは私を含む島の地形を知る経験者
2、3名での少数精鋭が派遣となりました。

 
まず、台風で多くの木が倒木したので、それを伐採して、玉砕地点への
道を作らねばなりません。それからGPSで洞窟の場所などを
入念に調査していきます。地図をイチから作らねばなりません。

 
なるべく早く、遺族や学生などの収集団体の
受け入れ体制を整えるべく、行って参ります。

2016年5月12日 (木)

北宇都宮駐屯地記念行事2016

2016年6月19日(日曜日)は、陸上自衛隊
北宇都宮駐屯地にてイベント
「北宇都宮駐屯地記念行事」が行われます。
 
目玉はなんといっても航空ショーで、
自衛隊、ヘリコプター唯一のアクロバットチーム
「ブルーホーネット」
TH-480B(6機編隊)による展示飛行が行われます。
ヘリコプターに特化した航空ショーでは日本一です。
ブルーインパルスも真似できない機動がここにある!
 
そのほか、地上には外来機の展示、
基地の内部、エプロンおよび格納庫解放し
普段はお目にかかれない基地の内部を見学できます。
 
自衛隊さんの売店も面白いですよ。
限定グッズを販売しております。
 
ぜひ6月19日は北宇都宮飛行場へおいでださい。

TH-480B陸上自衛隊練習機

TH-480B陸上自衛隊練習機

TH-480B陸上自衛隊練習機

TH-480B陸上自衛隊練習機 
▲▼宙返りを行うTH-480B機と編隊飛行を行うTH-480B機(予行訓練なので観客が居ない)
 

TH-480B陸上自衛隊練習機

TH-480B陸上自衛隊練習機

TH-480B陸上自衛隊練習機

Posu

Rifuomote

Rifuura


なお、チラシにはヘリの地上滑走体験と書いてありますが・・・
それは建前であります!申し上げたい意味は
おわかりになりますでしょうか!ぜひいつもの街を
空から眺めてみてください!

疾風ミニポスター

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Photo 
航空祭で配布予定のB5サイズのミニポスター(資料)です。
裏側は資料となっております。とはいっても疾風の戦記でなく
生産側の視点が主となっています。

 
戦中、宇都宮では疾風の製造工場がありました。
疾風の製造工場で必死に働く
16,7歳の女学生の話など
当時の証言をもとに記載しました。
大東亜決戦機、それはまさに国民の
総力が注ぎ込まれ
前線に送り出された、飛行機でありました。
 
少女が重労働に従事し、最前線では同じく16,7の少年が特攻へ行く、
これは悲劇ではありますが、同時に、
本当に日本の為に頑張ってくれてありがとうございますと、
そういった気持ちを周知したいと願うものであります。

2016年5月 9日 (月)

零戦六四型

ゼロ戦(零戦)64型、54型丙/六四型、54型丙

幻の零戦64型です。
終戦間際に三機のみ製造されたモデルで、試作機を54型丙、
量産型を64型と称します。
ゼロ戦の最終型のひとつで
 
三菱「金星」エンジンの搭載に伴い、大型化したエンジンカウルと
プロペラ・スピナー、上部のエアインテークが特徴です。
エンジンは彗星三三型と同じとの説があります。
 
「もう格闘性能は時代遅れだ!」「モアパワーだ!」ということで
出力と一撃離脱に特化。剛性を強化したモデルです。
 
ゼロ戦の優美なフォルムが失われている反面、
いかにも改造機といった造りになっており
好みが分かれるところです。
 
胴体内機銃を撤廃。
零戦52型丙と同じくロケット弾搭載用レール、
左右両翼下に増槽を搭載可、胴体下に爆装可とし
昭和20年、横須賀と青森県の三沢にありましたがGHQの進駐に伴い
破壊されてしまいました、幻の機体です。
 

ゼロ戦(零戦)64型、54型丙/六四型、54型丙

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零戦六三型(63型)/五四型丙(54型へい)
ゼロ戦の最終型Ⅱ。三菱製、金星六二型エンジンを搭載し、離昇出力を
1,560馬力に向上させた。エンジンは彗星三三型と同様の見解あり、大型化に
伴い、プロペラ・スピナー、上部のエアインテーク等の形状が異なる。
火力、装甲を強化したほか爆撃戦闘機として、跳弾爆撃、急降下爆撃に対応し、
機体剛性を強化した。五四丙の量産型を六四型と称するが実戦に至らず終戦と
なった。画像は推定。
 
零戦64型/五四型丙 
【零戦六四型/五四丙型諸表】A6M8
発動機/金星六二型 離昇出力/1,560馬力 上昇力/6000m/6分50秒
最高速度/572km/h 巡航速度/370km/h 航続距離/-,---km
自重/2,150kg 全備重量/3,150kg 燃料搭載量/650+300L
全幅/11.00m 全長/9.237m 全高/3.570m
主翼面積/21.300㎡ 翼面荷重/148.0kg/㎡
兵装/翼内13.2mm機銃×2 20mm機銃×2
爆弾60kg×1 250kg×1 ロケット弾 
正式採用/昭和20年7月 生産機数/2機
 

零式艦上戦闘機(ゼロ戦/零戦)

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21型 32型 22型 52型 52型甲 52型乙 52型丙 53型丙
54型丙 62型 63型 
64型 二式水戦

零戦雷電震電

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烈風(改)戦闘機紫電改

自衛隊グリーンフェスタ2016宇都宮

来たる5月21日は自衛隊グリーンフェスタです。
10時30分より15時迄。
 
第12音楽隊による演奏、車輌展示、ユニフォームセレクションなどなど
終了後は、自衛隊と一般女性のお見合いパーティ(今年もやるのかな?)
プログラムに載らず行われるのでわかりませんが、毎年大人気です。
 
今年は餃子祭りと同日開催です。
メインに、オリオン通り、バンバ広場、城址公園に
自衛隊車輌を展示します。普段は駐屯地内で行われることの多い
自衛隊イベントですが、この日は市民に理解を深めるべく
市街地で行います。
 
自衛隊好きの方で、撮影される方、
狙い目は朝一番、自衛隊車輌の搬入と終わった後の搬出です。
アーケードを背景に走る装甲車を撮影できます。
 
昨年は、平和団体の方が開催中、抗議にやってきまして
少し開催が危ぶまれたのですが
今年も無事開催の運びとなりました。
 
私もバンバ広場(二荒山神社前広場)に居りますのでぜひお出かけください。
 
公式チラシ
http://www.mod.go.jp/pco/tochigi/event/gf_tirasi.pdf

 
追記
2016年6月19日は北宇都宮駐屯地イベントです!