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2015年4月28日 (火)

パラオでジンベエザメを見られる確率

パラオでジンベエザメを見たい!というリクエストをするダイバーさんが
いるので、書いておくことにした。ジンベエザメ所望で旅行を
計画されている人の参考になれば幸いです。
 

ジンベエザメとパラオ

 
ジンベエザメはパラオも回遊しているが
結論からいうと、かなり難しい。自他ともに認めるサメマニアで
パラオも経験豊富な現地のダイビングガイドに尋ねたところ
「2000本近く潜って一度見られるくらいの確率じゃないかな?」
とのこと。
 
しかしジンベエザメがパラオを回遊していることは事実のようで
他のショップで同じことを尋ねたところ、運よく何度も目撃している
インストラクターが居た。それでも2、3年の滞在中での
話だったけれど。
 
「ジンベエザメと泳ぎたいならモルディブとか、オーストラリアへ行った方が
いいよ!パラオは豊富な種類の魚を楽しむところだから」
 
ということでした。もしジンベエと遭遇できたなら
かなりの幸運といえよう。
 
水族館のジンベエザメはいつでも見れるが、水槽の中だし窮屈そうだ。
もちろん私もパラオでジンベエザメを見たことはない。
一度、一緒に泳いでみたい。
 

2015年4月26日 (日)

X-47ペガサス 無人ステルス機

X-47ペガサス

 
X-47ペガサスはアメリカ・ノースロップグラマン社が
海軍での運用を目的に
開発中の無人ステルス機である。
2013年に既に原子力空母からのカタパルト発進に成功し
運用次第では偵察機にも爆撃機にも成り得る。
 
※画像上はグアム上空を飛行中のX-47(想像図)

 
そして2015年4月
日本の首相官邸がドローンで騒いでいる頃、同じ日に
米軍は爆撃機仕様X-47Bの空中給油に成功した
(Xは試験機、Bは爆撃機を表す)
 

X-47ペガサス

X-47ペガサス

 
パイロット不要の無人機は戦死の確率がゼロなので軍事作戦における
革命的ともいえる大幅な合理化を達成している。どこの国でもいえることだが
戦闘機一機を購入する額よりも、パイロット一名を一人前にするために
何倍もの莫大な金額と時間を要する。よって撃墜や事故等による
パイロット一名の損失は甚大なる打撃となる上、国民感情に影響を与える。
捕虜となる心配もない、この無人機のオペレーターは、ビデオゲームのように
戦地から遠く離れた地上でステルス機を操作し、地上を爆撃すると
定時退社で家に帰ってシャワーを浴び家族にも会うことができる。
 

2015年4月25日 (土)

アンガウル慰霊碑の現状

アンガウルの慰霊碑をアンガウル島の方々(パラオ人)が
ほぼ独力で直してくれました。今回、天皇陛下はペリリュー島を
訪問されましたが、アンガウル島の住民も慰霊碑もしっかり修復して
くれていました。
 
ペリリュー島の慰霊碑は厚労省の管轄なので日本政府が修復して
くれましたが、アンガウルは民間扱いされてしまい
日本国政府は
関与できないと断られてしまってます。一方で
栃木県知事の福田富一さんは
「アンガウルで叔父が戦死している」と言って
県民にアンガウルの戦いを周知
させるとともに10万円を私費で寄付してくれました。

   
今回の修復は

アンガウル島のパラオ人の独力で修復を成し遂げました。
重機もないのにあの大きな下野観音を、どうやって持ち上げたのか
わかりませんが、ふたたび綺麗な慰霊公園が完成しました。
本当にパラオ人の創意工夫と、底力にただただ、敬服と感謝です。 

こんなに尽力してくださっているのに日本人が無関心すぎて恥ずかしい。
 
また続報が入り次第写真付きで

掲載します。

2015年4月23日 (木)

パラオ・ペリリューの戦いにおける民間犠牲者について

パラオ・ペリリュー島の戦いにおいて民間人(パラオ人)の犠牲者は
いなかった(ゼロ)とネットを中心に美談として広がっているが、残念なことに
実際のところは死者が出ている。戦没者名簿には島民の名前が
記されている上、実際にペリリュー島から逃げず、戦争が終わるまで
隠れていたという証言も私は現地で聞いた。
 
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Photo▲ペリリュー北のガラカヨ(現在のカープ島)で米軍将校に救出されたパラオ人家族。
 米兵からキャンディーを受け取る様子(上)家族はこの後軍医の診察を受けた(下)
 昭和19年9月

 
しかし日本陸軍としては、当初から島民の命を救うべく強制疎開を最優先
事項として実施したのは事実である。日本陸軍は原則、民間人を戦闘に
巻き込まないのが鉄則であり、軍規である。そんな陸軍の
懸命な策あっても、疎開の船に乗り遅れたり、故郷を離れることを拒んだ
島民も存在した。そのため一人も漏らさず、というのは残念ながら
達成できずにいた。
 
そして皮肉にも疎開先であるパラオ本島(バベルダオブ島)で
米軍の銃爆撃を受け、命を落としたパラオ人も多かった。
これは天皇陛下もパラオ訪問時に言及されている。
 
「バベルダオブで米軍機の機銃掃射を受けて父が死んだ」などの
悲惨な戦争証言がパラオ人の間で根強く残っているが
これはもちろん、米兵による非戦闘員への虐殺行為であり、
重大な戦争犯罪として立件されるべきなのだが、裁かれることは無かった。
 
当時、 どれくらいの島民を疎開させる必要があったのだろうか。
昭和18年6月末の統計によると、当時
ペリリュー島の人口は日本人が160人、パラオ人が899人、朝鮮人1人
アンガウル島は日本人が1325人、パラオ人が754人、朝鮮人が539名
であった。
 
アンガウル島のほうが人口が多いのは良質な燐が採掘できたからで
ペリリューにも燐鉱はあったが、規模は小さかった。朝鮮人のほとんどは
燐鉱採掘の従事者である。
 
朝鮮人軍属の戦死
ペリリュー島においては、上陸戦が行われる前の昭和19年
トンネル掘削や飛行場整備のための朝鮮人軍属が動員されていた。
この朝鮮人軍属を臨時の歩兵として北部守備隊に編入し、ペリリュー
戦を展開したので、それで戦死した朝鮮人は民間人の死亡あたらないのか、
見解がわかれるところだ。朝鮮人は正規の日本兵と異なり
配属の指揮官によるところが大きいが、戦闘を強いられず
米軍に投降した例も多い。
 
パラオ人の戦死
ペリリュー島に限ればおよそ900名の民間人を
疎開させる必要があったが、これを拒んだり、疎開船に乗れず
島に残った者、数名が戦死した。アンガウル島はもっと多い。
最後一隻の疎開船が上陸戦までに間に合わず、犠牲と
なってしまった。

2015年4月22日 (水)

栃木県の最終処分場計画と尚仁沢湧水

栃木県の最終処分場計画と尚仁沢湧水

栃木県の最終処分場計画と尚仁沢湧水

栃木県の最終処分場計画と尚仁沢湧水

 

栃木県塩谷町の放射性廃棄物最終処分場建設計画 
最初に述べておくが、この記事は建設の可否を論じるものでない。

現在おかれている政治側面と現地の状況を記しておくものだ。
進捗があり次第、追記する。 
 
全国屈指の水源地
ここは栃木県に塩谷郡に計画されている
放射性廃棄物の最終処分場予定地から近い
水源地、尚仁沢湧水(しょうじんざわゆうすい)
 

宇都宮からもおよそ30分と近く、私自身も疲れたときには
ここへリフレッシュをしにドライブに行くことがある。
この写真も一年前に撮影した。
何より水が綺麗でおいしいし、原生林の森が美しい。

宇都宮や矢板など、周辺の
このおいしい水を求めてポリタンクを何個も何個も
車に積んでやってくる。豆腐屋さん、飲食店関係者も多い。
 
水源地近くには水汲み場があって、基本的には持ち帰りはタダなのだが
最近、個人なのか業者なのかわからないが、多くの人が水を汲みに訪れ
マナーの悪さが問題視されている。
一人で何個も大きなポリタンクを持ってきて水の湧き出ている
ところを占領するものだから同じように水を求めてやってきた
者同士でトラブルになるのだ。

 
さらに水を積み過ぎて帰り道事故を起こす車が続出している。
カーブを曲がりきれなかったり、ブレーキがきかなくて大きな
事故になる。
 
水源地近くにはミネラルウォーターのボトリング工場があり、全国の

飲食店や食品工場などに出荷されている。
とにかく、それくらいここの水は全国でも屈指の名水である
ということだ。
 
原発から出た核のゴミ、つまり放射性物質の最終処分場計画は
地元自治体である塩谷郡塩屋町と矢板市が懸念を表明している。
矢板市は最近シャープの撤退が噂されているし、最大の危機ともいえる。
 
自民党系知事は容認の立場
平成27年4月の統一地方選挙で栃木県は県議会議員選挙と
市議会選挙が行われるが自民党系議員はいずれも容認の立場を表明している。
一方、無党派や民主党系議員などはこれに反対する構えで対抗、
有権者の支持を求める見通しだ。自民党系の栃木県知事、福田富一氏は
容認の立場を示している。福田知事の任期は2016年なので候補地を
めぐり次の選挙で争うことが予想される。
 
建設を推し進めたい与党と具体的代替案に欠ける野党
なお最終処分場という名称を国が長期保管場と改めると表明したが
言葉のトリックとしか思えないし、実質的には変わらないだろう。
 
国は水源地に影響はないとの見解を伝えて理解を求めているが
想定外の事態は十分に予想されるだろうし、原発事故から
我々が学んだことと言えば、何でも「想定外」の一言で
国の見解が信用できるものでないことは明らかだ。
 
与党は建設を推し進めているが、では反対する野党はどうか
具体的な代替のアイディアがないのもまた事実だ。
我々有権者は、単純な賛成反対に左右されてはならず

具体的アイディアを聞いて、それが論理的であるか
十分に精査して投票しなければならない。

 
基本的に自治体は国に勝てない
国の決定を自治体は覆すことができない。
沖縄の辺野古基地移設のように、知事が反対すれば工事は進まないが
基本的に資材の運搬許可を出さなかったりと、邪魔をして
工期を遅らせるのが精一杯だ。
 
問題の根本は処分場建設にあらず
反対する住民と地元の水に関わる業者は何より
収入源を絶たれることを危惧するのだろうが、それは国が保障すればよい。
問題の根本は「核のゴミをどうするか?」これに尽きる。
 
国の方針に白紙撤回はありえないだろう。
核のゴミはいずれかへ処分しなければならない。ツケが回ってきたのだ。
福島で処理しろといわれても福島の住民も困っている。
 
原発を停止しただけでは問題は解決しない。
福島、栃木の人たちはもちろん、全国のひとたちも大局的観点から
核の廃棄物をどうするのか、関心を持って考えてほしい。

2015年4月21日 (火)

配慮をお願いしたいこと

パラオ・アンガウル玉砕戦唯一の生存者であります
倉田先生が度重なる取材と撮影の連続ですっかり疲れ切ってしまいました。
 
この度の天皇皇后両陛下のパラオ訪問に際し、
「二度と無い機会だろうし、何より戦友の為になるなら」と全て
応じてきましたが、88歳、こたえたようです。
 
どこの局も独占取材をしたいというお気持ちは理解できますが
ご高齢なので、考慮して頂ければと思います。
何度も同じことを何度も聞かれ、半身不随の体で
現場を歩き回り撮影しました。
 
同じテレビ局や新聞社でも部署が違うと別々に取材の申し入れが来ます。
宮内庁担当記者、社会部担当記者、それも全国版、地方版との
連携が取れておらず、短時間で取材や撮影をするものですから
ご負担はたいへんなものです。
 
それでも続けてきたのはアンガウルに関心を寄せてもらうため、何より
「戦友のため」これに尽きます。
 
各報道関係の方も、横の連携を高めるなど、どうか配慮願いたいと思います。

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特別企画限定公開中

内貴直次さんの訃報

内貴直次さんがお亡くなりになりました。
  
平成27年4月9日午後2時頃、金沢で行われる戦友会に参加するため、
北陸新幹線で金沢へ向かっていた車内で倒れ、病院に搬送されましたが
死亡が確認されたそうです。
 
内貴さんは95歳。元陸軍少尉、西武ニューギニアから生還した方で
戦争中に片足を切断(しかも麻酔無しで)しているのですが、
最近、お会いしたときも、一日1000メートルの水泳を毎日
こなすのが日課で、趣味ではオートバイに乗るのが楽しいと仰っていました。
  
心よりご冥福をお祈りします。
 

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横山岳夫さんの訃報

元海軍大尉で戦闘機搭乗員の横山岳夫さんが亡くなりました。
先日、訃報を知ったところです。横山さんは97歳、3月5日に
ご自身で車の運転をされ、買い物へ行った際に、駐車場で倒れ

そのまま救急車で運ばれましたが、間もなく亡くなったそうです。
直前までお元気だったことから
肺塞栓症(エコノミークラス症候群)だったと聞いています。
 
私は横山さんと親交の深い方にお願いし、近日取材を行う予定でした。
週末にお会いする予定だったのですが、数日前に伺う予定を
お電話で確認しようとしたところ、一向にお出にならないので
おかしいなと、思っていたところ、先に記した通りです。

  
横山岳夫元少佐は海兵67期、水上戦闘機(二式水戦)出身で、のち
零式艦上戦闘機へ転向。201海軍航空隊でもっとも知られるエピソードといえば

指宿正信大尉とともに初の神風攻撃隊である「敷島隊」編成に関与された
といわれる方です。横山さんと指宿さんの名誉のために書いておきますと

これは201海軍航空隊副長の玉井浅一中佐の命令であり
お二人には特攻を制止できる権限はありませんでした。
 

指宿さんに関しては戦後航空自衛隊初のジェット戦闘機パイロットとなり
昭和32年に殉職されましたが、生前、このようなエピソードが
残っています(篠原調べ)
空に生きた武人~指宿正信の生涯

 
横山岳夫さんはその指宿大尉の戦友でもっともよく知っている
ということで
戦友としての思い出を伺う予定だったのですが、残念です。
 
貴重な歴史の証言者が亡くなられたことは誠に残念です。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

2015年4月20日 (月)

吹上浜での拉致

吹上浜

 
時間を見つけては、文字に残しておきたい事が沢山あるが
「生きている人間を救出する」これは最優先事項だから特に
力を入れて書く。 
 
私の友人が北朝鮮に拉致されそうになったことがあると

話してくれたことがある。本当の話だ。
 
昭和50年代、場所は吹上浜。
吹上浜といっても海岸線が47kmあるので具体的な場所をいうならば
現在の吹上浜海浜公園近辺だったという。
 
当時、中学生だった彼は
友人と二人で吹上浜で行われる花火大会へ遊びに行った。
夏の夜空に打ち上がる花火を眺め楽しんでいると
人混みの中で明らかに違和感のある、男の二人組を目撃した。
 
花火の見物客はいずれも空を見上げているというのに
その二人組の視線は上空の花火を楽しむ様子もなく
橋の上からこちらをじっと見つめているというのだ。
不気味さと一抹の不安を感じながらも花火が終わって
自転車で帰路についたときだった。
 
会場から離れ、人気のない道に差し掛かった頃
後をつけてくる自動車がいることに気付いた。
自分たちが速度を落とすとあちらも落とす。引き離そうと
すれば間合いを詰めてくる。そうやって自転車を漕ぐ速度を幾度か変えたが
これが着かず離れずだったのでこの時点で明らかに追われていると
気付いたののだった。
 
「おい、やばいぞ」
二人には置かれている状況が全く理解できないが、
身に危険が及んでいることは明確だった。
逃げるために全力でペダルを踏んだ。
 
しかし到底自転車では逃げ切れない。
一本道の周りには身を隠す場所がなくとにかく全力で逃げた。
そしてようやく茂みある付近に差し掛かった時
二人はお互いに合図をすると同時に自転車を捨てて茂みに逃げ込んだ。
 
二人組もすぐに車を停車させ、後を追ってきた。
遠くまでは逃げられなかったので咄嗟に身を潜める他なかった。
追ってきた二人組は辺りを執拗に探し回っている。
このときの喋り声が日本語でないのがわかった。
しばらく探すと諦めたのか、舌打ちをして遠ざかっていったという。
 
この話はこれでおしまいだが
拉致犯に目を付けられ、未遂におわったということだろう。
後日、警察に事情を聴かれたが、事件が大きく取り上げられることは
無かったという。北朝鮮による一連の拉致は彼が大人になってから
知ることになる。拉致事件は
新潟が多いような印象があるがここ
鹿児島の吹上浜でも事件が確認されている。
 
当時、機転を利かせたことから無事逃げ切った彼は
「昔のことだから」と笑いながら話していたが
私は背筋の凍る思いがした。
こうして明るみに出ない事件が他にもあったのではないだろうか。
できる限るの真実を残したいのでここに記す。
 
 
私はブルーリボンを胸に付けている。あるとき
「何か拉致事件の運動に参加しているの?」
と尋ねられたことがあるが、何もない。つけているだけだ。
 
極端な言い方をすればつけるだけで何もしなくていい。
しかし国民の多くがこのバッジをつけたらどうだろう?
国民が一貫となって関心をもって拉致は許さないんだ。
絶対に生きて故郷の親のもとに返すんだという
気持ち表明すれば、
首相の発言力は強大なものとなり
解決に向けた後押しとなることは確かだ。
 
強いて言うならば上に記した通り、身近な人が未遂とはいえ拉致の被害に
遭っているからだ。
北朝鮮による拉致は決して他人事では無い。
 
被害者家族の横田夫妻はすっかり年をとった。
一刻も早く会わせてほしいと願っている。高齢になりながらも
全国の集会等に参加する横田夫妻の表情を見る度に
心を切り裂かれたような気持ちになる。
 
平成14年の小泉首相訪朝で金正日は拉致という国家犯罪をを正式に認めた。
それ以前に社民党の土井は「拉致は無い」と断言してしまった。
社民党は未だ言及どころか謝罪訂正が無い。現在与党の一部議員しか
ブルーリボンをつけていないが、拉致事件は
超党派で言及し、早急に
被害者救出にあたるべきだ。
拉致は北朝鮮による重大な国家犯罪であり
現在進行形による、一刻も早い解決が必要な人権侵害だ。
 
生きている人間を救出する。
これは最優先事項だ。
 
それには何より、多くの国民が関心を持つことが大切だと感じている。

2015年4月19日 (日)

ジェリーフィッシュレイクの危機

ジェリーフィッシュレイク

ジェリーフィッシュレイク

 
ジェリーフィッシュレイクはパラオの
世界遺産ロックアイランドのマカルカル島に存在する
汽水湖で
その極めて限られた自然条件から、発生した二種類のクラゲが
棲息している。ゴールデン・マスティギアスと、オーレリアムーン
ジェリーフィッシュであるが、いずれの
のクラゲは刺す力を持っていない。
 

ジェリーフィッシュレイク


深さ30メートルの湖のおよそ15メートル以下は猛毒が湧き出ているが
(無酸素層における硫化水素)水面を泳ぐぶんには害はない。湖は
地下三か所のトンネルで海と繋がり、塩分濃度を保っている。この猛毒域に
存在するトンネルのため、古代より生物が海と湖をと一切行き来すること
なく現在に至る。
クラゲは太陽を求めて湖内を回遊するので天候によって
群れの位置が異なる。
 
ジェリーフィッシュレイクと同様の条件でクラゲの生息する汽水湖が
ロックアイランド内に2ヶ所存在するが自然保護の名目から、観光客が
訪れることが可能なのはここのみである。
  

ジェリーフィッシュレイク

▲水面に浮かぶクラゲの群れが確認できる。画面上中央はシュノーケリングで
 観察を楽しむ観光客

 
ジェリーシッシュレイクの危機
ジェリーフィッシュレイクは
1982年にナショナルグラフィックという雑誌で紹介されて以来有名になり
1985年から一般的な観光地となった。
 
ジャリーフィッシュレイクを訪れるには
専用のパーミッド(許可証)が必要となる。
10年前は無料であったが2015年現在、多くの観光客が殺到している
ことから、100ドルを支払う必要がある。
ツアーに参加申し込みをすればツアー会社が用意してくれる。
 
特に近年は中国、韓国からの多くの観光客が訪れるようになり
湖の水質悪化が懸念されている。私がみたところ
ジャリーフィッシュへ向かう検問所前の桟橋には

桟橋が足りないくらいの観光客が、湖への順番待ちで
何十人~百人くらい並んでいる。その光景は

ゾッとする。数年前は多くても10数名程度であった。
 
クラゲは非常にもろいのでフィンで触れるだけでも死んでしまう。
これにパラオ側は危機感を募らせて値上げに踏み切ったのだろうが
観光客は増える一方であった。世界でここだけなのだから金を払っても
見たいという欲求であろう。しかし制限しないと貴重な生態系が

失われてしまう。対策は急務である。
 

ジェリーフィッシュレイク

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ロックアイランド

ミルキーウェイ

ジェリーフィッシュレイク

    ロックアイランド          ミルキーウェイ        ジェリーフィッシュレイク

パラオの戦跡

日本統治時代のコロール

南洋神社

    パラオの戦跡          日本時代のコロール         南洋神社

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パラオ地図

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カヤンゲル バベルダオブ ロックアイランド ペリリュー アンガウル

パラオの伝説巨大シャコ貝

イノキアイランドとガルメアウス島との間にある
シュノーケリングポイントをクラムシティと称する。
 
ここには我々人間の時代を遥か凌駕する推定年齢100~200歳とも
いわれる直系1~2メートルの
巨大シャコ貝が棲んでおり、その貝が
閉じる迫力ある様子などをシュノーケリングで
観察することができる。
 

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シャコガイはいくつか種類があるが、ダイビングやシュノーケリング中に
何度も目にとまる、水底で青い光を放つシャコ貝の姿は美しく

神秘的である。ストーリーボードにも描かれパラオでは最も身近な存在
ともいえる。神話に登場するほか、刺身で食しても美味である。
現地語でも同様に「サシミ」と呼ぶ。
  
パラオ神話ではパラオ諸島は巨大シャコ貝から誕生したウアブ
がアンガウルで育ち、子供の姿のままみるみるうちに巨大化し
それを恐れた島民が焼き殺してしまい、前進に炎を
ウアブはアンガウル以北に
倒れ込んだ。そのとき飛び散った体のあちこちがペリリューから
ロックアイランドの数々の島となり、上半身と頭は
バベルダオブ(パラオ本島)に姿を変えたと伝わっている。
 
ここに棲むあまりに巨大化し動けなくなったシャコ貝ははるか古代より
パラオの海を見守ってきたことであろう。ここクラムシティではそんな歴史
の一端に感じることができる。
 

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ロックアイランド

ミルキーウェイ

ジェリーフィッシュレイク

    ロックアイランド          ミルキーウェイ        ジェリーフィッシュレイク

パラオの戦跡

日本統治時代のコロール

南洋神社

    パラオの戦跡          日本時代のコロール         南洋神社

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カヤンゲル バベルダオブ ロックアイランド ペリリュー アンガウル

戦艦大和Tシャツ販売開始しました

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以前、こちらで告知しました通り
戦艦大和Tシャツ販売開始しました。
 
詳しくはこちらをご覧ください。

販売店様募集中です!

歌っていただきました

以前、こちらの記事「緑の島のお墓」
ボーカルを募集しておりましたが、こちらのブログの
読者の中川知宏様が
歌ってくださいましてご自身のア
カウントでアップロードされております。

よろしければご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=kP7l8Z9LfSE 
 
まだまだ歌っていただける方を募集中です!
希望者には音源をメールに添付してお送りしますので
ご連絡ください。