パラオの伝説巨大シャコ貝
イノキアイランドとガルメアウス島との間にある
シュノーケリングポイントをクラムシティと称する。
ここには我々人間の時代を遥か凌駕する推定年齢100~200歳とも
いわれる直系1~2メートルの巨大シャコ貝が棲んでおり、その貝が
閉じる迫力ある様子などをシュノーケリングで観察することができる。
シャコガイはいくつか種類があるが、ダイビングやシュノーケリング中に
何度も目にとまる、水底で青い光を放つシャコ貝の姿は美しく
神秘的である。ストーリーボードにも描かれパラオでは最も身近な存在
ともいえる。神話に登場するほか、刺身で食しても美味である。
現地語でも同様に「サシミ」と呼ぶ。
パラオ神話ではパラオ諸島は巨大シャコ貝から誕生したウアブ
がアンガウルで育ち、子供の姿のままみるみるうちに巨大化し
それを恐れた島民が焼き殺してしまい、前進に炎を
ウアブはアンガウル以北に
倒れ込んだ。そのとき飛び散った体のあちこちがペリリューから
ロックアイランドの数々の島となり、上半身と頭は
バベルダオブ(パラオ本島)に姿を変えたと伝わっている。
ここに棲むあまりに巨大化し動けなくなったシャコ貝ははるか古代より
パラオの海を見守ってきたことであろう。ここクラムシティではそんな歴史
の一端に感じることができる。
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