« 2019年1月 | メイン | 2019年3月 »

2019年2月28日 (木)

F-4紫電改が退役します

Imgp5641

Imgp5637

Photo 
悲しいニュースを伝えなければなりません。
紫電改展示館の「F4紫電改」が3月で退役されるそうです。
大好きでした。いままでお疲れ様。ありがとう!

仕事の現場が本物の空!

画期的な航空機プロジェクトに加えて頂くことになりました。
極秘の飛行動画を見せてもらい、これは凄い!いままで見たことない!
と思ってワクワクしています。
いま、そのイラストを描いています。
 
仕事の現場(反映される場所)が本物の大空!!
幸せな事です!

週末はとびもの学会

3/3日曜日は飛びもの学会です。
場所はハイライフプラザ板橋(JR板橋駅おりて30秒)
 
蒼空はるか役で 
ゆめほしりりかちゃん来ます。
よろしくお願いします。
 
航空系グッスは
ネットにはないものもたくさん扱います!
よろしくお願いします。

2019年2月27日 (水)

元独立高射砲第十一大隊中隊長・松尾茂陸軍大尉

Dscn2430

「我が高射砲で撃墜したB-29を見に行くと、敵パイロットは操縦桿を
握ったまま戦死しておりました。敵も武人です。我々は悪態をつく者
たちを制止して、全員で敬礼をしました」 
  
元独立高射砲第十一大隊中隊長・松尾茂陸軍大尉のお言葉です。
アタラン、アタランといわれた高射砲も、充分にひきつけ 
撃てば充分な戦果があったとのお話を伺いました。 
 
「我が陣地の弾丸が命中したか別として、視野に入った損害を受けたとみられる
機は29機であったと記憶しています。数を盾にペンキで書き込んでおりました」

2019年2月24日 (日)

オーガスト・ファーストと余旭大尉

J10

J10

J10 
The August 1st / 八一飛行表演隊
 
中華人民共和国・人民解放軍のアクロバットチーム
「オーガスト・ファースト」です。
チーム名は人民解放軍の建軍記念日の8月1日に由来します。
 
使用機種はJ-10(殲-10)で
カナード翼が特徴の軽戦闘機です。
(C) Shutterstock

 

Captain Yu Xu / 余旭大尉 
こちらの女性は2016年に隊長を務めた
Captain Yu Xu / 余旭大尉です。
 
我が国で例えるならばブルーインパルスの隊長が女性という
ことになります。凄いですよね。人民解放軍の
戦闘機女性パイロットは4名。輸送機等も含めれば10名以上です。
 
しかしながら悲しい事実を述べなければなりません。
余旭大尉は同年11月12日に訓練中の事故で殉職しています。
ベイルアウト(緊急脱出)に成功したものの、僚機の翼に接触し
死亡したとされています。
 

Imgp6556 
一昨年のとびもの学会で中華人民共和国の航空ショーに行かれた方が
パンフレット(超入手困難)を公開されていたので
そんなことを、ふと、思いだしたのであります。

日韓友好の肝

日韓関係が冷え込んでいます。
新日鉄の差し押さえをしたところで
失業するのは現地雇用の韓国国民であるというのに、
残念なことです。そもそも韓国は三権分立がなってな・・・
あ、難しいこと書くのはやめます。
 
私は産経新聞で連載している(ネットでも読めますね!)
「ソウルからヨボセヨ(こんにちは)」
という記事が大好きです。なぜ好きか。
 
記事を書いている産経の黒田勝弘さんという記者は
韓国の批判はしっかりしながらも、
特派員として40年も韓国に住んでいるから、
韓国人の友人に恵まれ、日本より優れたところ、
いいところは褒め、
韓国人に対する愛を感じるからです。
だから好きなんです。
  
日韓関係改善の肝は我々日本国民が
ダメなことはダメとしっかり表明した上で
友好関係を築くべきと考えています。
 
名曲『釜山港へ帰れ』


YouTube: 釜山港へ帰れ チョー・ヨンピル조용필

プラモデルの箱絵にみる制約

Dscn3299

昭和後期と思う、プラモデルの箱。
小松崎茂画伯の大作!
箱も含めて、買っている感じがする。

Dscn3300_2 
こっちは最近のものです。違いは何か。
「背景がない」というアンサーはちょっと違う。
 
厳密には
「クレームが来るので箱に入っているもの以外は描いてはいけない」
ということ。海と空はセーフか。
 
プラモデルに限らず、
多くの製品に同様の制約が増えたのではなかろうかと
考えるのであります。

よもやま話その271

早く起きた日曜日の朝は
「タミヤRCカーグランプリ」が見られる!
とソワソワしてしまう。番組が終わって18年も経つのに
日曜日の朝7時になるとずっとソワソワしてます。
タミヤの前ちゃん、いま何してるのかな。
徳田ザウルス先生は47歳で亡くなってますよね。
 
よく勘違いされるのが
これが会社(正確には私は個人事業主です)のブログだと
思われてること。篠原個人のブログなんです。
SNSと違って、フォロワー数とかはないんですが
アクセス数は業界屈指になってしまった。
気付いたら記事数は今日で1,200です。
何事も続けるコツは「やめないこと」です。
習慣化すると書く時間もすごく短くなる。
 
そういうわけで、会社(法人)のホームページはないんです。
以前はあったんですけど、作っても更新が大変で、
集客の必要もないのでやめました。そういうことで、
トップページに出てくる会社概要は「食べログ」と一緒で、
グーグルとユーザーがやってくれてるだけなんです。
私はノータッチであります。

Screenshot_20170514202832

画像は長髪時代のわたくしであります。
腰まで届かないけど、背中の3分の2くらいまで伸ばしました。
もっと写真撮っておけばよかった。だから髪が長くて面倒という
女性の気持ちは少しだけ理解できます。金髪やエクステ着けた
時代もありました。

ここで述べたいことは、青年期になんでも経験しておくと、
壮年期以降に価値観の違う人に対する
理解力として姿を現すのであります。
 
それにしても、イラストレーターという仕事も
AI化が進んで早ければ3年後になくなるかもしれない。
なんでもやったほうがいいですね。そうだ。
3年後に職業は?と訊かれたら
「ひっくり返したおもちゃ箱みたいなものです」と答えます。

2019年2月22日 (金)

航空母艦をぜんぶ描く

Dscn3298

帝国海軍の航空母艦26隻を描きます。
まず見本となる模型を組み立てるところからです。
同型艦は省いているので、あとは鳳翔を購入すれば全て揃います。
時間が余ったら伊400と航空戦艦日向も描こうと思います。 
 
高角砲などの艤装品は汎用で、全て描いてしまっているので
母艦のアウトラインを取る作業とアイランド(艦橋)、煙突、
同型艦の差分などを描いていきます。54333144_p0_master1200
既に完成しているミッドウェイ海戦時の「飛龍」です。
全部描くのは大変ですが、作業自体はとても楽しくやっています。

今月の別冊マーガレット

Dscn3296

今月の別冊マーガレットを購入。
13歳でデビューした星木奈々先生の作品
『音信の雪』が収録されています。
綺麗な絵柄で読みやすい作品でした。

2019年2月21日 (木)

吉岡政光さん

Dscn3286

「真珠湾を昨日のことのように思い出します」そう回想するのは
真珠湾攻撃に「蒼龍」九七艦攻搭乗員として参加された
吉岡正光さん(元海軍少尉)101歳。
4月に東京で講演会の開催を調整中です。
 
なお、元歩兵大尉で白兵戦を十数回経験された常盤盛春さん(98歳) 
との同日開催を計画しております。
ぜひ若い世代にお話しを聞いて欲しいと考えております。
 
正式決定しましたら、こちらでお知らせ致します。

メディアアーツ卒業制作展示会

Dscn3295

宇都宮メディアアーツの卒業制作展示会に行ってきました。
2月24日まで一般開放されています。

旧都なぎさん

Dscn3293

お絵かき仙人旧都なぎさんの作品(戦利品)です。
絵柄がすごく可愛い。サイン貰ってきました。ご本人も
この作品みたいにとても綺麗な方で感激でした!

2019年2月18日 (月)

COMITIA127 終了

Dscn3171

お疲れ様でした!ありがとうございました!
イベントで参加者の方々と交流することは私の生き甲斐です!
時間が僅かで全ては見られませんでしたが、
本当に楽しい一日でした。誠にありがとうございました
 
私のスペースの写真がありませんが(笑)
 
こがしゅうと先生、お隣で嬉しかったです!
サインをくださりありがとうございました。
 
竹田先生ならびにひにひに様
当日はありがとうございました。先生に拙スペースに
お越し頂けて感激致しました。「さよならタマちゃん」の
感想もお伝えできてよかったです。
 
極東工廠(仮)FALL先生、素晴らしいドイツ機の漫画を
ありがとうございます。
 
じゃーまんかとふぇる様、綺麗な本をありがとうございました!
次回もよろしくお願い致します!
 
バーバラ・アスカ様、いつもお世話になっております。
ただいまコラムを爆笑しながら拝読中です。
 
岸の護り伝承会様
いつも楽しみにしております。今回はメーカーと種別ごとの
波消しブロックの本、とてもよかったです。
出掛けた先の海で重宝しそうです。
 
肉まん子様
今回の表紙、涙ものでした!
お目にかかれてよかったです!
ありがとうございました!
 
朝海家の朝ごはん様
いつも貴重な本をありがとうございます。
今後ともよろしくお願い致します!

2019年2月17日 (日)

身が引き締まる思い

Shutterstock_1075165883

荒海で操業の漁船側面等に描くデザインをやっています。
今年、最も身が引き締まる思いであります!
 
来月にはまた雑誌が出ます。
そちらの記事とイラストを描きまくっています。
 
明後日の19日火曜日は
『自衛隊の陸・海・空 最新国防兵器 2019 (DIA Collection)』
の発売日です。ぜひ書店でお求めください。 
  
今日はCOMITIA127です。
東京ビッグサイトでスペースは西1ホール「か-28b」です。
今から出掛けます。
お目にかかれることを楽しみにしています。
 
18日月曜日は休みを頂きます。

2019年2月16日 (土)

紫電改ワッペン三種類

Imgp6561

紫電改ワッペン完成しました。ベルクロ仕様。
手に入れる方法は2つです。
 
1、愛媛県愛南町の紫電改展示館へ行く。
2、篠原直参のイベントで入手する
 
以上2つです。通販はございません。
よろしくお願い致します。

2019年2月15日 (金)

2月15日

14日の閉店後、
天井の吊りポップ「バレンタインデー」を「ホワイトデー」に
一気に差し替える。背丈の1.5倍ある脚立を使って、
通路の端から端まで交換して行く。
天井付近は暖房の暖かい空気が滞って暑い。
真冬だが半袖で汗をかきながら。
 
一時期は店長を含め、スタッフ全員女性だった。 
若い男子は使い勝手が良いらしい。
たうそう重宝される。みんなの役に立つのはとても嬉しい。
だから一生懸命に働いた。
  
閉店後、レジ締めなど全ての仕事が終わると、一時間程、
女性店長(一人称・姉さん)が、細い煙草の煙を
漂わせながら「彼氏に直してほしいところ」等のお話しを聞く時間となる。
毎日閉店後、約一時間。「あたし的には~」で始まるお話しに
熱心に耳を傾けていた。時給は出ない。姉さんは車を持っていないので、
このお話しを一通り聞いてから、家の近くまで僕の車で送って
いくのが常だった。他の女性スタッフは閉店と同時に
すみやかに帰宅している。
 
姉さんの煙草が灰皿の上で短くなってくると
淡い期待を持つ。ふたたび火をつけると、それは裏切られた。
 
ひととおりお話しすると、姉さんは全ての疲れが
取れたような顔をしていた。家までの夜道の心配もなく、
姉さんの話も面白かったので、すべてがうまくいき、
これでよかったと思う。
 
話を戻す。
 
2月15日、朝。天井POPは閉店後に差し替えたが、
売り場変更はまだこれからだ。
バレンタインデーの売り場づくりで重視したのは雰囲気だったが、
今度はホワイトデー。今度の売り場はわかりやすさを重視する。
 
女性にとっての買い物は見て迷って楽しむことだと考えているが
男性は買うことが目的である。
 
だから値段の位置を揃えて、商品もキッチリ陳列する。
どれを選んでいいかわからない男性も多いので
きめこまかいおすすめのPOPを書く。僕が女子っぽい字で。
 
ゴールデンラインの位置をやや上げる。
 
店内から適当に品物を持って来て
手が届かない棚にディスプレイを施す。
女性向け売り場は手の届く棚にもディスプレイして構わないが
男性向けの売り場で同じことをやると男性は混乱するので
基本的に手の届く範囲は陳列である。 
 
(陳列:同じ品物を種類ごとに一列に並べること
ディスプレイ:商品を無造作に並べること)
 
チョコレートの棚を解体しようとしていると
女性客がきて
「まだバレンタインデー用の包装紙でやってくれますか?」
と言う。
 
僕はバックヤードから嬉々として包装紙を五種類も持ってくると
女性客に選んでもらい、丁寧に包装した。
 
僕は包装作業が好きだった。ただ、こういうのを
姉さん(もとい店長)に見つかると、いつも
 
「あなたの仕事は脚立でしょ」
と言われてレジから追い出されてしまうのが寂しかった。
だから姉さんの目を盗んで速やかに実施し、笑顔の
女性客を送り出した。
 
踵を返すと、始終を見ていた姉さんが
ニヤニヤしながら
 
「包装してるあなた、楽しそうねー」と言った。
 
すべてがうまくいっていた。
 
忙しさにもまれて、忘れかけていた
春が、もうそこまで来ていた。

2019年2月14日 (木)

決戦は2月14日

決戦は2月14日。
今日を過ぎてしまえば、棚に並んだチョコレートが
一気に価値を失う。
どんなに追い込まれた状況でも、まず、自分が
楽しくなくてはならない。絶対これだけは忘れてはならない。
  
入口入ってすぐの棚を「イベント」と呼ぶ。季節物の棚だ。
それ以外は「プロパー」(定番)だ。  
イベント商品が売れるのは当然として、その上、どれだけの
プロパー商品を買ってもらえるかが売り上げの運命を左右する。
  
だから導線上、最も重要となるイベントには
華やかにディスプレイと陳列を行う。
楽しい売り場づくりはいつも私の仕事だった。
 
最も大事なことは雰囲気だ。雰囲気。お客さんは
非日常を求めてやってくる。商品を選ぶところから
楽しくなくてはならない。売り場を見て
ワクワクドキドキしなければならない。
  
陳列棚の最も目線の高さに近いところを
「ゴールデンライン」と呼ぶ。今回のターゲットは女性なので
自分はひざをつきながら、商品の見え方を工夫する。
 
売り物を並べるときは、
戻しやすくないと手に取ってくれない。
「ちょっと、手に取って戻す」
これを最も大事にした。誰も教えてくれなかったが、
経験から、それは顕著だった。
手に取ってすぐ戻せるから、気軽に手に取れる。 
だから、女性の背丈で、手に取って、棚に戻してみる。
これだけでもう、バレンタインデーを楽しんでなければならない。
ちょっと手にとって戻せる(迷う)余裕のある、
人に優しい売り場でなければならない。
 
楽しい思い出を残してやりたい。
  
もう、現場から離れたのだが、どうもこういう日は
ソワソワして落ち着かない。空いた棚を見ると、
早く補充しなくては!と思ってしまう。購入済みの、
ラッピング待ちの商品が積み上げられていると、手伝いたくなる。
 
決戦は2月14日。
気付いたらお客さんと同じくらい、私も楽しんでいた。

2019年2月13日 (水)

夜間飛行訓練

Imgp3430

今月の宇都宮飛行場は夜間飛行訓練で21時まで飛んでいます。

Imgp3297

Imgp3307

Imgp3342

飛龍(UH-60)二機が離陸した後、タンゴ(TH-480B)が一機ずつ
薄暮の空へ消えて行きました。

航空自衛隊女性パイロットクリアファイル

12

Photo

航空自衛隊初の女性戦闘機パイロット誕生を記念しまして発行しました。
白い部分は透明になります。 背面にF-15の着陸シーンをプリントしました。
  
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。

土合駅


YouTube: 土合駅

こちらは「土合駅」という
映像作品です。以前利用していた動画サービスが提供終了したため
公開できるものに関しては、youtubeに移行しています。

目覚めの朝に


YouTube: 目覚めの朝に

仕事で疲れたときはピアノを弾くことにしました。
 
これはだいぶ前の動画ですが、
世界樹の迷宮より「目覚めの朝」にという曲を
耳コピしたものです。
 
今ならもう少し綺麗に弾けると思うのですが、
家にピアノがないので、キーボードで辛抱しております。

2019年2月12日 (火)

陸軍機総覧クリアファイル&海軍機総覧クリアファイル

72693950_p0_master1200

71286304_p0

Photo 
陸軍機総覧クリアファイル&海軍機総覧クリアファイル
お待たせしました。ようやく同時発売開始しました。
送料が200円かかるので、セットでのお求めがお得です。


隼クリアファイル

Photo_2

お待たせしました。一式戦闘機「隼」全型式クリアファイル
販売開始となりました。よろしくお願い致します。
送料が200円かかりますので他とのまとめ買いがお得です。

2019年2月11日 (月)

漫画「蒼空はるか」第7話

18_2

17_2


Photo

2

1_3

Photo_2 
COMITIA127にて先行頒布します。飛行機の登場シーンは
物語の核心に触れてしまうので、それ以外の学校の部分だけ少し載せます。
 
よろしくお願いします。
 

Ol

サーキットからポートレートまで

10974726_830504623695604_5845201573

10984038_830504663695600_2915076437

成人式の前撮りの依頼を受けたのであります。
単焦点レンズで撮っています。この後、外でも撮影しました。 
 
実は、ここにいるのは、ぜんぶサーキットで知り合った仲間です。
スタジオ予約から何からぜーんぶ仲間だけでやってしまいました。
 
Imgp6264
こちらが走っているときの彼女です。
最近はクルマも撮る専門になってしまったので、
自分で走りたいと思っています。

10750500_793660524046681_5135732551

自分で走らないときも、家から30分のサーキットに行って、
流し撮りの練習していたら、うまく撮れるようになったので、
勝手に撮って配っていたらすごく喜ばれて、
だいぶ友達ができたと思います。

2019年2月10日 (日)

流星の逆ガル

Photo

流星の背景なしををアップしました。

講演会

講演会の準備が整ってきました。
決定次第、こちらで発表します。
場所は東京になります。
 
お一人が陸軍の歩兵大尉で白兵戦を数十回経験された方、
もうお一人は海軍の搭乗員でミッドウェイ海戦に参加された方、
私のインタビュー形式で進めたいと考えております。
1dayで二部構成で企画中です。
 
ぜひ、若い方に来て頂きたいと願っております。
会場設営などのお手伝いして頂ける方も募集しております。
極めて貴重な機会を設ける予定です。
よろしくお願い致します。

2019年2月 7日 (木)

田原坂

Tbaruzaka

「ここで死のう」
 
隼太は小雨の中頷く。
田原坂が一望でき、互いの銃弾で打ち枯れた木々の中、
一本だけ大きな山桜の木がそこにあった。隼太は刃先で
桜を削る。それを自分の墓標にするつもりだった。
削りながら隼太は
 
「ここが俺の死に場所だ。ここからは動かない、
いやもう動けないんだ。」
 
そうつぶやくと彼は顔を苦しそうに歪め、首を振り呻く。
新政府の西郷暗殺命令発覚をきっかけに西南戦争が勃発、
薩軍は、勇戦奮闘したものの、熊本城開戦から早や一ヶ月、
劣勢は覆い隠せない所にまで来ていた。弾薬が無いのである。
 
元々薩軍兵士は、この行軍はただ親兄弟に会いに行く為の
東京見物手段に過ぎなかった。まさか戦になるとは思っても
いない。 ましてや親子が、兄弟が戦うとは露の先程も考えて
いなかった。よって蓄えなどあるはずがない。すぐ弾も薬も
食料も尽きた。
 
残るは肉弾による斬込みしかなく、無茶な切り込みで恐ろしい程
仲間がどんどん減っていった。贅沢は許されない。雨の日も
雪の日も寒さに凍え、泥にまみれ、転がりながら、濡れて
重くなった着物を搾ることなく戦った。
 
まだ齢13歳である。友は既に全員死んでいない。
せめてもの贅沢は死に場所を自ら選ぶ事だった。
 
「どうせ~死ぬな~ら桜の下よ~死なば屍に花が散る。」
 
隼太はそっと口ずさむ。 彼には戦争の目的は分からなかった。
大義名分もわからない。ただ大人についていき、言われるまま戦う---
父親は先の斬込みで死んだ。 隼太は刀ですっかり字を彫り上げ
木の根本に座って天を仰ぐ。 そこにはこれからの自分達の運命を
現すかのように厚く暗い鉛色の空があった。 遠くから砲声が
聞こえる。 段々暗くなって来る。彼は桜にもたれかかり、ゆっくり
目をつぶるとやがて、うとうとし始めた。
 
考えることは母や姉の事である。 家では母ちゃんは何してるかな?
あったかい味噌汁と、ご飯を炊いて、おいのことを待ってるんじゃ
ないかな…?隼太は舌なめずりをした。すると今度は夢の中に姉が
出て来る…いつも喧嘩ばかりしている姉がこちらを向いて泣いている。
気丈な姉が声を張り上げて泣いている。 隼太は最近こそは余り無いが、
喧嘩の後は、口惜しくて口惜しくて、いつも泣いていた。
 
勿論二つ上の姉も口惜しくて泣いている。 すると母が必ず米飴を一つ
づつあげて戦は終了、もう互い顔を見合い、目配せすると苦笑しながら
飴を夢中で舌に転がしていた。 そう思うと彼の口元は自然と綻ぶ。
そして小さな小さな肩を震わせ、露みたいな雫をキラキラ落とし、
田原坂の夜はゆっくり更けて行った。
 
南国とはいえ3月の夜明けは寒い。特にこの年は雪が混じり寒かった。
積雪も5尺を超え、百年に一度の大雪である。 やや近くから砲声が
聞こえ、よろよろと薩軍兵士が突貫するのを隼太は横で見ながら
目を瞑る。 そこに希望は無かった。 喘ぎながら、絶望のなか地に伏し、
田原二の坂で銃弾を受けた足の傷をかばう。 始めての戦場は、
後方の伝令だった。 友と顔を会わす度に、
 
「例え弾が無くても薩摩は何とかなる。薩摩は無敵じゃ---
長州を破り、エゲレスを破り、徳川を破り維新を回天させた。
何故新政府如きに負けねばならん?糞鎮等吹き飛ばしてくるっ !」
 
しかし威勢とは裏腹に日に日に兵力が確実に減少し、一方敵政府軍は
兵力、物量共に日に日に増えてゆく。戦争が厳しくなるにつれ、笑い
ながら語りあった友も一人、又一人と減っていった。隼太は友を失う
悲しみに浸ること無く突撃に明け暮れる。 彼も少しづつ前線に近づき
気がつけば最前線で刀を奮い大人と一緒に斬込みをかけていた。
 
官薩両軍どちらにも言い分があり共に薩摩人である。あちらは新しい
政府を守る為、こちらは腐りきった新政府を叩き潰し、真の政府を作る
為に斬り結ぶのだ。 隼太はそんな理想はどうでもよく、ただ早く暖かい
家に帰りたい一心だった。 優しい母に会いたい。薩摩では怯楕は卑怯者
扱いされる。じっとしてると余計怖い。だから斬込みの時は真っ先に
突撃した。
 
数多の斬込みが続く中、彼は至近距離から敵弾を左足と腰に二発受ける。
父親達数人は隼太に後方に下がる様に言うと怒りを爆発させ、敵陣を
五つも突破して潰滅させたが、誰一人として帰って来なかった。
 
それ以来隼太は笑うことを忘れた。 せめて桜が咲いてくれれば気が
少しは休まるのに…桜が咲いてくれれば… 今の彼の叶いそうな願いは
これ位しかなかった。 冷たい雨は霙になり、何時しか綿色の雪が舞って
いる。
 
明けると叩きつける土砂降りである。雨に打たれながら、もう丸五日
ご飯を食べていない。弾がピュンと跳ねて飛んで来た。
危ないと思いつつ避けようともしない。 又隼太は今日も
うつらうつらと舟を漕ぐ。 もう疲れ果てているのだ。体力の限界を
超えているのだ。
 
眠りながら彼は夢を見る。 それはいつも決まっていた。優しい、
いい匂いのする母ちゃんの所へ帰る夢である。家に帰るといつも
夢で母ちゃんは泣きながら、転げるようにして隼太に飛び付いて来る。
 
「隼太~よう帰ってきた。よう生きて帰ってきたねぇ。待ってた。
ずっと待ってたよ、おまえが必ず生きて帰る事を信じてた…さあ
上がって、あったかいご飯、お食べ…」
 
と言うと玄関迄手を引っ張る。 でも彼は頭から足先迄真っ黒な上、
体中に虱が湧いている。ダメだ入れんというと、 母ちゃんは目から
涙をボロボロこぼしながら幾ら汚しても構わんから上がれと言う。
そこに姉も出てきて、せき立てて隼太を引っ張る。二人で引っ張る。
でも彼は嫌だと逆に引っ張りあいこをする。隼太は悪戯っぽく笑う
と母と姉に向かってアッカンベ~をした。 いや~だよと…母と姉が
泣きながら笑った。暖かく懐かしい、待ちに待った家族の笑顔だ。
 
「母ちゃん---姉ちゃん----」
 
彼が飛びつこうとした時、大砲の弾が近くで炸裂し飛び散った土が
固まって隼太の上にどさりと落ちて来てそこで彼は目が覚めた。
楽しい夢を破られ不機嫌そうに身を起こすとそこには真っ赤に咲いた
桜の木がある。隼太は、暫し茫然となるとおどけた様に
 
「うわ~桜が満開になっちょる。ここに来た時はまだ蕾だったのに、
いつの間にか満開になっちょる。」
 
桜の花は真っ赤に見えた。 薩軍兵士が勇猛果敢に突撃してゆく。
鉄の暴風雨の前に肉弾は無力である。 一方的に薙ぎ倒され再び
動かなかった。 大砲弾が相次いで爆発して地面を揺らし、辺り一面
吹き飛ばした。
 
いよいよ田原坂の決着を着けるべく対岸の二股から
最新のアームストロング砲の一斉射撃だ。 間もなく官兵がやって来る。
 
「しかし、この身体じゃもう遠くまで逃げられん」
 
彼はびっこ引きながら、軽く舌打ちすると
 
「しょうがなか死ぬか!」
 
隼太は苦笑した。 自分自身が死ぬなんて少しも信じられない。
田原狐に化かされているのではないかと思った。まだこの三月始めに
13歳になったばかりである。彼は信じられ無かったのだ。 隼太は、
突然嫌~だよと故郷のある方向に向かって アッカンベ~をした。
アッカンベ~しながら目から涙が溢れて来る。とめどなく涙が溢れて来る。
 
桜がゆっくり舞い散る中、彼は深々と故郷に頭を下げ瞑目した。
 
「母ちゃん…姉ちゃん…今生の別れじゃ…」
 
涙はまだ枯れることは無く、すたすた落ち続ける----砲煙の後 、雲霞の
ような官兵が後方に見えた。 もはや最期を慌ただしく決めねばならない。
男として武士として---- 隼太は運命より逃れようとしたが、それ以上早く
運命はやってこようとしていた。 座して討たれるよりは戦って死のう。
武士として生まれ、武士として生き、武士として死ぬ。
 
「母ちゃんや姉ちゃんは俺が死んだら見事武士の本懐と喜んでくれるの
だろうか?それとも泣くのだろうか?」
 
姉ちゃんが目を真っ赤にして座り込み、泣く姿が目に浮かぶ。
 
「泣き虫だな~姉ちゃんは…もう喧嘩も出来ないね……」
 
突然近くから突撃ラッパが聞こえた。 大勢の官兵が鯨波で幾重にも
連なり突っこんでくる。 この状況をぼうっと見ていた隼太だが、
田原坂の全線が崩壊したことは分かった。 唇を真一文字に結ぶと
薩摩戦士として立ち上がり、刀を差し鉄砲を取った。
 
気がつけば辺りは薩軍兵士の死体ばかりだ。地獄と云うならこれ以上の
凄惨な地獄があろうか?頭を吹き飛ばされ熟れた西瓜の様になって
いる者、手足がもげ臓物を垂れ流し虫の息の者。それを砲撃の合間に
烏がやってきて啄むのだ。
 
「生き残っているのは、おいばかりか…」
 
ぶるぶる震え彼は眠り込んで死に遅れた気がした。 それにしても
桜の花が散ってくる。 隼太は目の前に桜花が散ってくると器用に
桜の花びらを銃を持ったまま素早く取っておでこに張り付け悪戯っ子の
ようにカラカラ笑った。 1年前、姉ちゃんの前で素早く蜻蛉を取った
ことをふと思い出したのだ。 だが時は流れた-----死への釜蓋が開こうと
している。
 
再び彼は真顔になるとエンフィールド銃に、油紙をぐるぐる巻き、
懐に入れ濡らさないようにしていた一発しかない火薬と弾をこめて、
鍵棒で紙と桜の花で蓋をした。隼太は他人事の様に風流だと思っている。
桜の花びらは風に煽られ、いよいよ血の雨の様に降ってきた。
もしかしたら両軍の流した赤き血だったのかもしれない。
 
だがここで隼太は躊躇した。 胡麻粒ほどの小さなある思いが、
真夏の入道雲の様に、むくむくと頭をもたげて来た。
引き金を引かないと官軍は気付かないだろうか?見逃して
くれるだろうか? 彼は一瞬顔を傾けると考えた。 一緒に戦った仲間は
14歳から16歳であり、みんな死んだ。 俺だけ生き残っても卑怯者じゃ、
いかん、いかんそう思い首を激しく振る。 引き金を引く指が震え照準が
中々定まらない。 発砲すると間違いなく敵に気付かれて死ぬ。発砲しな
くても万を超える官兵である。 何れ発見され殺されるだろう。
 
隼太の頭の中では生と死が火花を散らし激しく交錯している。 散る桜の
花びらが彼の顔に張り付いた時、結論が出た。
  
「こいつらをみんな倒し血路を開いて鹿児島に帰る。
それ以外に方法はなか」
  
そう考えたら震えがピタリと止まった。 例えそれが不可能と
分かっていても不思議と心が落ち着くのだ。 肺然たる雨の彼方に
母と姉の笑った顔が浮かび輝いて見えた。 隼太は笑顔で応え、
深呼吸して態勢を整えると狙いを搾って手前の官兵に引き金を引く。
 
すざまじい発射音の後に彼は銃を投げ捨てると刀を抜き、天を
突き刺す八双の構えで桜を背に、ぬかるみの中突撃した。 薩軍の銃は
前装式の一発しか撃てない銃だったのだ。 目前の敵銃口はどれも隼太を
向いていて、てぐすね引いてるように思える。
 
「撃つな!」
 
という絶叫が聞こえたと同じに激しく胸と腹に痛みを5発迄数え、
彼の身体はまりの様に跳ねると一回転して地面に仰向けに倒れた。
転げ回り何とか立とうともがいたが体中が雷に打たれた様に痺れて
立てない。 官軍の隊長らしきものが近づいて来る。 隼太は
差し違えようとしたが、もう起き上がる力は無かった。息は
今にも消えそうである。
 
「まだ子供じゃなかか…撃つのを止めろと言ったのに…何で薩摩は
こんな子供を戦にだす…酷いことよ…酷いなぁ…」
 
そう官軍の隊長は呟いた。桜の根本に字がほってあるのが隊長に見えた。
隼太の名前だった。
  
---有田隼太之墓 享年十四---
 
次の瞬間隼太の名前を呼びながら官軍の隊長は取り乱して飛び付いて来た。
 
「隼太~隼太じゃなかか…気付かんかった。おいじゃ、おいじゃ、
兄じゃ、兄ちゃんじゃ…」
 
彼は肩で息をしながらうっすら目を開ける。 ぼやけながら、一回り
近く違う隼一兄さんが見えた。
 
「兄ちゃん…じゅん兄ちゃん…?」
 
隼一は涙を流す。
 
「おおっ痛かったな、すぐ医者の所に運ぶから我慢してくれ。
傷はたいしたことはない、しっかりしろ!何でこんなことに…
何でおまえが…」
 
唇を震わせながら隼一はわめいた。
 
「早く後方に運ばんか、担架を持ってこい!」
 
彼は兵士を怒鳴りつけた。隼太は手を隼一の頬にあてると口を動かす。
 
「なんじゃ…なんじゃ…もちっとはっきり喋れよ …はっきり喋って
くれよ…頼むから…母ちゃん、母ちゃんがどうした…?」
 
「母ちゃんに…母ちゃんに…」
 
隼太は口ごもった。
 
「分かった。母ちゃんに伝えるよ。必ず伝えるから。
しっかりせぇい隼太!」
 
彼は、隼太の手を強く握りしめながら、涙の線が濃く二筋引いた。
隼太は、頭を少し右に動かすと聞き取れないくらい細い声で
 
「兄ちゃんに最後に会えて良かった。母ちゃんや姉ちゃんに
一目でいい、もう一度会いたかったよ---」
 
一瞬、隼太の顔は哀しそうに歪んだが、全てを達観した仏の如く
微笑んだ。 彼は大きく息を吸い込み胸を動かすと息を苦しそうに
吐き出す。 動かした胸からは、ごぼごぼと泡だった真紅の血が
溢れ出て、もう手の施しようがない。 隼太は、紅葉のような手を
ゆっくり握りしめ、又ゆっくり緩めていった。 全てを見尽くす
ように目を大きく開き、彼は小さくため息をつく。小さなため
息は、隼太の苦悩が現されていた。 それは幼くして亡くなる
自分への恨みか? それとも父ちゃんにせがんで兄ちゃんに会う為に
東京見物に出た事か?いやいや、それとも優しい母ちゃん、
姉ちゃんに再び会えない寂しさか?
 
「母ちゃん!」
 
隼太は渾身の力を振り絞り半身を起こし隼一にしがみついた。
もう彼は錯乱しているのだ。 隼一は優しくでも強く抱きしめ震え
ながら耳元で
 
「お帰り隼太」
 
と言った。 隼太はにっこり笑いそのまま永久に自分の時を止めた。
鼓動は再び動かなかった。目いっぱいに涙が浮かんで涙に映った
桜の花が絶えず散ってゆく。 微笑みの中、彼は静かに、静かに
花びらの中に埋もれていった。 隼一は隼太を抱きしめながら、
声をあげて泣いている。
 
「隼太よぉ魂は一瞬の内に千里行くと言う。もう誰も邪魔はせん!
愛しい母ちゃんの元へ行けっ!行って沢山甘えてこい!母ちゃん
もう二度とお前が行かんように抱きしめて離さんから---絶対に---
絶対に---隼太よぉ返事せんか!」
 
周りの沢山の官兵も泣いた。自分の息子や弟の年である。
ただ泣くしかなかった。 やがて官兵の口から鳴咽が漏れ始めた。
 
「こんな幼い子を殺して何が正義だ、何が官軍だ。俺達はこの子等を
守らなければならなかったのに…何故殺したんだ」
 
声は田原坂を駆け巡って虚しく消える。 隼一は彼の瞼に手をあて、
手をそっと胸に組み直すと
 
「又後で必ず来るから、ちょっと、桜の下で休んでおけ、疲れたろう」
 
と愛しそうに顔を何度も撫でた。
 
「親父もお前も先に逝き、母ちゃんや妹が知ったら
泣くだろう---どうすっとよ隼太---」
 
しばらくして隼一は隊に戻ると彼の隊は行軍を開始した。
彼は刀を抜くと凛とした声で
 
「いいか~この悲惨な戦を終わらせるぞ!もう再び日本人どうしが
争わない国にするぞ!!この戦が日本最後の戦争だぁ---隼太ぁ
おまえに約束するぞ~隼太ぁ聞こえるか~」
 
兵士等も泣きながら、「おおっ!」と答え最前線へ進撃し雨の中に
煙る様に消えて行った。
 
しかしその隼一も沢山の官兵も、再び隼太の元に戻って来ることはなかった。
又生きて故郷に帰ることもなかった。
 
「雨は降る降る人馬は濡れる越すに越されぬ田原坂」
 
熊本民謡に歌われる田原坂は、なだらかな、だらだら続く坂だが
当時熊本城救援の為、大砲が通れる道はここしかなかった。
その道を薩軍は鉄壁の世界最大野戦陣地に作りあげ政府軍を迎えうったのだ。
寡で衆を討とうとしたのである。 隼一の中隊千名の内、生きて坂を越えた者は
僅か二人に過ぎなかった。 そして、これが日本最後の内戦、西南戦争となる。
  
陽光浴び、小鳥さえずる田原坂の桜の元で、花に埋もれながら
隼太は今なお眠る。 今度生まれる時も又母ちゃんの子供として
生まれて来るよと久遠に夢見ながら------。
 
有田直史
 
  
----------------------------------
『黎明の蛍』を書いた有田氏の掲載許可を頂きましたので
ここに『田原坂』を掲載します。有田氏の小説集『故郷』は
この話と対となる『城山』をはじめ、多くの作品が
掲載されています。ぜひ、応援をよろしくお願いします。
 
篠原直人 
 
購入はこちらから

2019年2月 6日 (水)

トライアンフ(未完)

02

07

06

09

05

02

トライアンフです。オートバイは
剥き出しの部品が多いので、クルマと比べると4倍の時間がかかります。
拡大すれば、まだまだ描き込みできそうな個所が多くありますが
どれくらいの解像度で描くかと・・・。
 
メカ描写の師匠であるラプターさんが
「メカ絵は描き込むほどリアルになる」と教えてくれたのがきっかけで
細かい個所を描き込むことに夢中になりました。
手抜きはできるのですが、惜しみない時間をかけるのであります。
(ちなみに、そのとき、ラプター師匠はダイソンの掃除機をキチガイのように
描いていました。)
 
この作品はここまで描いて納品キャンセルになったので、
浮いているのであります。それまではどこにも公開せず、
オーナーさんの為だけに描いてました。その縛りもなくなった今です。
 
もうちょっと仕上げをしたかったのですが、
ちょっと残念です。特にエンジン部分の着色が未だですし、チェーンや
サスペンション、リフレクターなども描き込みできれば
もっとリアルになると思います。主を失ってしまった今、
私も絵も、パッタリと死んだように止まってしまったのであります。
受け取ってくれる人がいないのは寂しい。最後まで描きたかった。

2019年2月 5日 (火)

表紙

Hyoushi2

自衛隊の陸・海・空 最新国防兵器 2019 (DIA Collection)
表紙が発表になりました。
2月中旬発売予定です。
通販でもお買い求めできます。
よろしくお願いします。

断ち切り線

Tonbo

上記原稿ですが、
断ち切り線(トンボ)の外側に飛び出させることで
仕上がりは、とめどなくしゃべり続けるシーンを
再現しています。
  
ところが入稿したらデータ不備の判定が来て
納期を一日ロスしたので、以来、紛らわしい個所は
個所は欄外に「意図的デザイン」と記入して
なるべくリスクを少なくしています。
 Tonbo2 
こちらが製本された状態になります。
  
そういうわけで、蒼空はるかエピソード6&7、
無事完成しました!!
ヤスさんありがとう!!お疲れ様でした!!
 

Imgp6557 
アトリエ内に掲示された励ましの言葉。
終わったら剥がします。

2019年2月 2日 (土)

2月17日、コミティアでお目にかかりましょう

A42

蒼空はるかエピソード6&7頒布予定です。
12