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2017年1月31日 (火)

戦友会最終回パーティーの準備

私が代表代行をさせて頂いております、もうひとつのほうの
戦友会なのですが、3月いっぱいで閉会することにしました。
「やめないでほしい」との要望沢山頂いたのですが、高齢化には
勝てません。決まった以上、なんとか説得して回っております。
 
最終回のパーティーの調整を行っております。 
往復はがきを出すのですが、
「不参加」で「体調不良」などと添え書きしてあると
辛いものがあります。
 
年に一度の例大祭がありますので、こちらは
可能な限り続けて集まってもらいます。

厚労省で打ち合わせ

厚生労働省へ遺骨収集の打ち合わせに行って参りました。
今後は厚労省が社団法人日本戦没者遺骨収集推進協会に
事業を全て委託し全戦域での収集となります。
社団法人日本戦没者遺骨収集推進協会は出来たばかりの組織ですので

暫くは今まで通り、戦域ごとの戦友遺族会の協力が不可欠です。
私は水戸歩兵第二聯隊・ペリリュー島慰霊会の一員として参加させて
頂きます。
 

Jifr


中には「定年後の受け入れ先」
みたいに考えている方もいるそう
なのですが
実際の仕事は過酷
です。
 

私はずっと、若い現役世代の活躍
を求める旨、提言しております。

大学生ボランティアか定年退職後
の年配者しか参加者がいないのが
現状です。

 
集団埋葬地等「ここを掘れば出て
きますよ」という場所、全てお膳立て
してからでないとボランティアの受
け入れが難しいのです。
 
大学生は一度限りで、卒業してしま
うし、現役世代の
体力のある方が





洞窟やジャングル踏破して調査できないと
先へ進みません。

現状では、最低でも9日間、仕事を休んで海外派遣に参加するのが一
般的ですが、
これだと現役世代の参加は無理です。せめてこれが
5日間程度にできないか、ずっと言い続けてます。
私はできると思います。
  
会の仲間は
アメリカ本土の海兵隊基地へ資料収集へ行っております。
ペリリュー島の埋葬場所を調べる為です。たぶん今頃、膨大な量の
写真や資料を
探してくれています。

2017年1月26日 (木)

飛燕の無線交信(再現)

飛行第244戦隊で行われていた無線通信をエースコンバット風に
再現してみました。前半は実際の符号を用いたもので、後半は解説です。
声優さんに依頼するお金がないので自前です。 
 
無線交信の例は櫻井隆著『飛燕戦闘機隊』23頁より出典。

2017年1月23日 (月)

巡洋艦「摩耶」と機関科

巡洋艦「摩耶」で機関兵を務められた方へ
お話をお聞きしてきました。

 
こちらの方はもともと4年ほど横須賀の海軍工廠のドックで

激戦から帰った航空母艦、戦艦、巡洋艦などの艦船の
機関室の修理を行っていた経験から、
海兵団に志願し
海軍機関科へ。
 
海軍入隊後は横須賀で
巡洋艦「摩耶」の機関科へ配属され、大湊、占守島を経て
アリューシャンへ出撃。キスカ撤退作戦で兵員輸送を行います。

レイテ海戦前に肺炎により、一旦艦を離れたことから命が助かり

その後、今度は艦船の電気系統を学ぶため
海軍機関学校へ進み、在籍中に終戦を迎えられたというこです。
 
艦船の修理で印象深かった出来事としては
機関室内部のファンからカラコロと音がして、原因不明だったのが
戦死した水兵の顎の骨が引っかかっていた、というお話でした。
 
横須賀から大湊への航行中には、一名の行方不明者が出て、
過酷な勤務から逃れる為、夜中に甲板から身を投げたのではないか?
という結論に至ったそうです。横須賀の
海兵団時代も首を吊った戦友が
居たそうです。

 
最北端の拠点である占守島では上陸が許可され、士官引率のもと
島を見物したのが思い出、その後、キスカ撤退作戦では
天皇陛下からお預かりした小銃を捨ててまで撤収してきた
多くの陸軍さんを摩耶に乗せた、とのお話しでした。 
 
機関科の仕事
どんな船でも機関(エンジン)が必要です。
それを動かすのが機関科の仕事でした。

 
船を走らせるには
重油を燃やし、ボイラーから発生させた蒸気でタービンを回し
それをスクリューを回す軸(巡洋艦摩耶でいえば4軸)に伝達するという仕組み
ですが、このボイラーの調整を当時は機関室内で全て人の手で
行っておりました。映画などでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
 
艦橋(機関長)から伝声管で船底の機関室へ指示が飛んできます。
それに従い、ボイラーのバーナーを調整(回す)して火力を調整します。
 
時折、艦橋にも上がりました。
艦橋の後方に煙突の煙を観測する部屋があり
そこで煙の様子を見ていました。
艦船の煙突は、格子で区切られていますが
それが何番のボイラー管から発した煙なのか、一目でわかるような
仕組みになっています。ボイラーが不完全燃焼だと黒い煙が出ます。
 
ボイラーは停泊中でもひとつかふたつは作動させておきます。
全速航行時は、全てのボイラーを全開にします。
機関室内は暑く、褌一枚で作業することもありました。
 
機関科は死んでも持ち場を離れない
船のエンジンは最も船底にありますので、機関科の戦死率は
最も高いです。
凄惨なのは船が沈む時です。
 
軍艦の構造は蜂の巣のように細かく区分けされております。戦闘で
被弾、被雷した際には、被害を最小限に留め、沈没を防ぐため
隔壁を閉鎖、あるいは船のバランスを保つために
バラストに注水といって、区画を閉鎖し、海水を流し込むよう
出来ています。
  
戦闘でどれだけ被弾しても、
機関を止めるわけにいきませんので、閉じ込められてもなお
船を動かすために、持ち場を離れず働くという事になります。
機関科の宿命です。
 
いよいよ、駄目だと、「総員退艦」の命令が出る頃、
甲板上で機銃を撃っていた兵科の水兵はそのまま海へ
飛び込めば助かるかもしれません。
 
しかし機関科は閉じ込められ、脱出不可能なケースが多く、
ほとんどの場合、船と運命を
共にします。
 
「レイテで多くの戦友が摩耶と共に沈んだ。
多くは20歳そこそこの若さだった。それまでの訓練で
日常的に殴られ、自殺者が出るような過酷な勤務
の連続、その辛さが最後まで報われることなく、みなレイテで沈んでしまった。
自分だけ生き残って、申し訳ない気持ちで95歳までずっと生きてきた。春に、
はじめて靖国神社へ行って戦友に会ってこようと思う」
 
そう、仰っていたのが印象的でした。

2017年1月21日 (土)

書き初め

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お正月にみんなで書き初めしたのですが、
それが貼り出されていました。

この中に私の書いたものもあります。
筆は難しいです。

2017年1月19日 (木)

一般ライターさんの募集は一旦終了させて頂きました。
たくさんのご連絡を頂き
本当にありがとうございました!
 
旧軍の用語に詳しい方に限りまして募集を継続させて頂きます。
ぜひよろしくお願い致します。
 
戦争証言のテープ起こしを継続的にお願いできる方を探して

おります。音声ファイル1時間につき5000円程度でお願いできる
方を探しております。素起こし(ケバ取りなし)となります。
少し旧軍の言葉遣いが多いので、サンプルをご用意しました。
お聞きになって出来そうという方がいらっしゃいましたら
ぜひご検討・ご連絡お待ちしております。なにとぞよろしくお願い致します。
 
サンプル音源
http://www.youtube.com/watch?v=wlIeR2a3AZs&feature=youtu.be
 
▲テキスト入力例
落下傘降下するのを落とすってことはまずないですね。
武士で言えば万歳、片落ちですよ。武士道に反する。したらそういうことで、
それがね、みんな武士道に反するというけど私はわかるんですよ。
自分らの一番尊敬する5000メーター上空にいた一番の一番機を
私らが落としているから。

2017年1月18日 (水)

本日は東京都内にて午前中、
四式戦闘機パイロットの方のインタビューをさせて頂き

 
午後は恒例の戦友会の司会を行いました。

 
明日は厚生労働省で遺骨収集の打ち合わせです。
都内のホテルが満室で取れなかったので
帰ってすぐ寝てまた早朝に出発します。今から寝る為だけに帰ります。
しんどいですがやりたいことやれて幸せです。

2017年1月16日 (月)

1/144 T-4

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1/144のT-4を集めてしまいました。
お菓子のおまけ(食玩シリーズ)です。
 
手前からブルーインパルス、エフトイズ、アクロチームコレクション
その右のグレーの機体が童友社 T-4(第8飛行隊)
赤いのが、エフトイズ日本の翼コレクション3、第13飛行教育団。
迷彩が同じく日本の翼コレクション3、T-4 S 第306飛行隊 小松基地。
洋上迷彩が、GIGA 1/144戦闘機 T-4コレクション5.浜松基地
第31教育飛行隊 洋上迷彩。

 
T-4はシンプルで綺麗な飛行機ですよね。航空自衛隊の練習機で
TはチュートリアルのTです。

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お土産を頂戴する

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最近頂戴したお土産です。クッキーなのですが
パッケージがすごく可愛くて綺麗なので撮影させてもらいました。
これ以外にもバリエーションがあるようです。
 

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こちらはHさんに頂いた大洗土産「みほまほバウム」。ネーミングといい
パッケージといい、マニアの心をガッチリ掴んだ垂涎の品であります。
ありがとうございました!

東京とびもの学会に参加します

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3月12日に東京で開催される「東京とびもの学会」にサークル参加
させて頂きます。
 
東京とびもの学会とはどんな催しかというと、
以下公式サイトより抜粋します。
 
---------- 
東京とびもの学会は、空や宇宙に関する事で有れば基本的にどのようなものでも
対象にする自主企画展示・同人誌即売会を中心としたアマチュアファンイベント
です。
 
中心は、飛行機(航空機)、ロケット、人工衛星など、通称「航空宇宙または宇宙
航空」とよばれるジャンルです。
 
大規模オールジャンル系の即売会では、航空宇宙関連の参加者は、メカ・ミリタリ
ー、評論、アニメ、SF、さては旅行に写真系に創作分野まで分散しています。
 
東京とびもの学会は、取り扱い範囲をいわゆるメカミリ系同人誌のみにとどめず、
旅行記、航空祭レポートや写真集、大学等の活動案内、手持ちのグッズや情報
の集中展示に実演パフォーマンスなどまでを含め、航空宇宙に興味がある人が
楽しめるモノであれば広く募集し、そういった中であたらしい出会いや楽しみを
見つけ育むためのイベントです。
---------- 
 
以上です。
 
アマチュアもプロの方も多く集まります。もちろん
出展せず、見に来るだけでもOKです。
また、販売以外でも自身の模型を展示したりと、航空宇宙ファンには
盛り上がる事間違いなしのイベントです。

2017年1月15日 (日)

蒼空はるか

蒼月はるか

蒼月はるか

蒼空はるかです。よろしくお願いします。

風神雷神(萌えキャラ女神仕様)

風神雷神

雷神風神図を萌えキャラ女神仕様に致しました。
とびもの学会にてクリアファイル配布予定です。
普段、無骨なものばかりなので、たまには柔らかいことやりたいんです!
といいつつ、雷神風神という選択が既に無骨という枠から全然
出てないのですが。
 
イラストはTeaPM様の作画であります。(背景除く)
元祖の風神雷神図はこちらです↓

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どうぞよろしくお願い致します。

零戦21型紙飛行機発売

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紙飛行機屋さんの新作です。
1/48スケール、零戦21型の紙飛行機販売開始しました。
待望の零戦21型。空母瑞鶴搭載機です。 
 
 
当キットは、製作者である紙飛行機おじさんが設計デザインをはじめ、
何度も試作を重ね精度を高めておりますので、
とても作りやすいキットとなっております。
 
素晴らしい3D造形は模型として飾っても
満足いただける仕上がりです。
 
子供さんから大人まで幅広くお楽しみ頂けます。
1袋に2機入っておりますので、失敗しても安心です。(2袋で送料無料となります)
ぜひこの機会にお求めください。
 
 

※空母は付属しません
  
販売ページへ
 
 

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※1パッケージに2機入り、内容物見本。

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完成例見本
 
ミュージアムショップ様向けに卸売も可能ですのでロッド数をご相談ください。

東京オートサロン2017 車両編

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2017年1月13日 (金)

東京オートサロン2017キャンギャル・コンパニオン編

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東京オートサロン2017に行ってきました。キャンギャル編です。

2時間だけダーーーーっと見て写真撮って帰ってきました。
 
会場は場所によって暗かったり明るかったりと
光りの具合が全然違うので調整が難しいですが
綺麗に撮れると嬉しいです。
一番上のズズキのがキャンギャルさんと車がバランスよく撮れました。
 

キャンギャルさんの他に車の写真もいっぱい撮ってきましたので
あとでアップします。
 
参加された皆様お疲れ様でした!
取り急ぎ金曜日の報告でした。
 

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次は車の写真に行きます。

2017年1月12日 (木)

中島飛行機ステッカー補充

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好評頂いている中島飛行機ステッカーを補充しました。
微細なデザインなので、ひとつひとつ手作業で製作しています。
スバル車オーナーの皆様、いかがでしょうか。

  
中島飛行機ロゴについてはこちらの記事もご覧ください。
   
中島飛行機ステッカー販売中(直径86ミリ×1ブラック)
中島飛行機ステッカー販売中(直径86ミリ×1ホワイト)
中島飛行機ステッカー販売中(直径43ミリ×2ブラック)
中島飛行機ステッカー販売中(直径43ミリ×2ホワイト)

日帰りで京都へ

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日帰りで京都へ行ってきました。
のぞみ号に乗れば東京から2時間半と、あっという間です。
 
京都では元海軍の搭乗員の方にお話を伺ってきました。
この方は巡洋艦「最上」乗り組みで海軍中尉。
零式水偵・瑞雲・彗星などに搭乗されました。
 
レイテ決戦のお話し、瑞雲での急降下爆撃のお話しなど
貴重な内容を伺ってきました。これから文字起こしを致します。
 
この取材にあたり、京都在住のK様にたいへんお世話になりました。
京都駅まで迎えに来て頂き、当日の段取りから案内まで
細かな面倒を全て見て頂きました。心より御礼申し上げます。

2017年1月10日 (火)

スマートフォンページのCSS修正

スマートフォン向けページの修正を行いました。
これでたぶん、パソコンと同じように閲覧できるはず・・・ですが
スマホを持ってないので確認できず、すみません。
 
不具合などありましたらお知らせ頂けましたらありがたいです。
 
スマートフォン用メニュー
https://soranokakera.lekumo.biz/tesr/1999/01/post-c7e8.html

2017年1月 9日 (月)

長寿訓

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長寿訓というのがマイブームなので、掛け軸風にデザインしてみました。
(と言っても背景は買ったものですけど)
こういった日本の古きものが大好きです。
  
◇還暦(かんれき)    六〇歳でお迎えが来たら「只今、留守」と言え
◇古希(こき)    七〇歳でお迎えが来たら「まだまだ早い」と言え
◇喜寿(きじゅ)   七七歳でお迎えが来たら「急ぐな老楽はこれから」と言え
◇傘寿(さんじゅ)  八〇歳でお迎えが来たら 「何の、まだまだ役に立つ」と言え
◇米寿(べいじゅ)  八八歳でお迎えが来たら「もう少し米を食べてから」と言え
◇卒寿(そつじゅ)  九〇歳でお迎えが来たら「そう急がず共、良い」と言え
◇白寿(はくじゅ)   九九歳でお迎えが来たら「こちらからボツボツ行く」と言え
 
まだまだ続きがあります!
 
百寿(ひゃくじゅ)=100歳
茶寿(ちゃじゅ)=108歳
皇寿(こうじゅ)=111歳
大還暦(だいかんれき)=120歳

紙飛行機販売

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イベントで紙飛行機屋さんの1/48紙飛行機を委託販売させて頂きました。
紙飛行機屋さん、いつもありがとうございます。
 
新作は冬コミで登場した零戦21型岩本機。
通信発売も近日中に開始します!

2017年1月 8日 (日)

なんでロシアの飛行機は変わっているのか

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同じ用途の飛行機でも、アメリカとロシアではまったく形が違うのは
なぜか。それは進化の歴史が土台から違うからです。

写真はロシア空軍の哨戒機ツポレフTu-95です。外国軍機が

頻繁に日本の領空へ来襲し、航空自衛隊機がスクランブルを行っていますが
この飛行機がその、ひとつの正体です。Tu-95は
もともとソ連時代に設計された戦略爆撃機で
ロシア語でТу-95トゥー・ヂヴィノースタ・ピャーチと呼称します。
(この機体は二重反転プロペラ機です。
二重反転プロペラについてはまた別に書きます)
 
この飛行機を見て、日本人は変わった形をしているなあ
と思うかもしれません。
 
別々の進化を遂げてきた東西の機体は、現在においても
世界各地でライセンス生産等が行われ、アメリカ側とロシア側の
二大勢力となっています。
 
アメリカが組長の親分だとすると、その手下に日本、韓国などがあり
同じ戦闘機を使っています。
 
一方、ロシア親分は手下に中国軍、北朝鮮軍などがおり、
いずれもスホーイなどをベースに少し劣化した飛行機を
使っています。
 
ヨーロッパ組は少し事情が変わっているので、ここでは割愛します。
 
古くはロケット開発で顕著に見られた、東西の違いは
セルゲイ・コロリョフ(ソ連)と、ヴェルナー・フォンブラウン(アメリカ)
の二人の偉大なるパイオニアが存在したことから
別々の道を辿ることになります。
 
科学は突き詰めてゆくと大概同じような形になりますが
それまでの積み重ねがあってのことで、ロシアとアメリカは
例えるならば、二つの巨大な塔を建設する目的は同じでも
基礎から違っているので、てっぺんでは全然別の形のものが出来上がって
それが実に興味深いという話を此処で楽しみたい訳です。
 
もとはナチスドイツでV2ロケット(核ミサイルの原型)を開発していた
フォンブラウン博士は、アメリカへ亡命し、その技術を生かして
サターンロケットを開発し、やがて月へ到達します。 
 
一方、ロシアのコロリョフ博士は人類(ガガーリン)を初めて宇宙に
送ったソユーズロケットの父で、ソユーズは現在でも
ほぼ同じ形で現役。スペースシャトルの退役した現在、
アメリカに代わり、国際宇宙ステーションへのメインの
宇宙船として忙しく働いています。
 
ソユーズは見た目は変わりませんが、
中身はアップデートが繰り返され、別物と云われております。
ロシアという国はハードを長く使う傾向にあるようで、
その完成度の高さは凄いです。
 
そういった具合だったのですが、宇宙開発という分野では1975年7月に
アメリカの「アポロ18号」とソ連の「ソユーズ19号」がそれぞれ
打ち上げられ、宇宙でドッキングし、
「もうこれからはお互い仲よく協力してやりましょう」といって
アメリカとロシアが協力関係になりましたので終わったのです。
かくして宇宙から国境が無くなりました。
 
ところが地球上ではそううまくいかなかった。冷戦が終結しても
戦争はなくならないし、それに伴って、東西の兵器は
別々に進化を続けています。
 
アメリカ親分の戦闘機はFシリーズといって
古くはF4FからF6Fなどのレシプロ戦闘機からはじまって
F4、F15、F16、F35などのジェット戦闘機が開発され
子分である日本にも劣化バージョンが送られてきました。
 

▲アメリカ軍原型のFシリーズ
 
もとをたどれば、ソ連との国境線にあります、我が日本は、冷戦時代に
アメリカだけでは極東の防衛が難しくなったので、航空自衛隊を発足し
 
「忙しいんだから、お古の戦闘機をくれてやるから日本はこれで
新しく軍隊を作って戦いなさいよ」
 
とアメリカ親分にもらったものですが。
 
一方、中国、北朝鮮など共産・社会主義各国はロシア(ソ連)親分に
お古の戦闘機をもらっていました。
 
アメリカではFシリーズにあたるメインの戦闘機が
スホーイ(su)シリーズとなります。

▲ロシア軍原型のスホーイシリーズ。 
 
見た目が全然違います。
 
このページの最初でツポレフを掲載して、なんでロシアの飛行機は
変わっているのか、という話をしましたが、当然、ロシア組長から
見ればアメリカ組長の飛行機は「ケッタイな格好している」という感想を
持つに違いないでしょう。
  
政治的なお話は抜きにして考えることにしたいです。
航空ファンは、純粋にメカの進化という視点から見れば、
とても興味深く話が尽きないです。
 
ドイツと日本も戦中は独自に、優秀な飛行機を開発していたのですが
終戦に伴うアメリカの進駐とともに、ドイツも日本も、
技術はぜんぶアメリカのものになりました。
 
フーゴー・ユンカース博士の技術も中島飛行機の糸川英夫博士の技術も
ぜんぶです。悔しいですが、戦争に負けるとはそういうことです。 
 
中島飛行機出身の糸川博士は
戦後宇宙開発に携わりますが、その話も今度したいですね。 
 
こういう話題を話せるオタク仲間が近くにいないので、
少しだけここに書きました。
  
画像購入先 Shutterstock

2017年1月 7日 (土)

一歩前進

膨大な量の取材の録音データなのですが
悩んだ末、プロにテープ起こしをお願いすることにしました。
1時間1万5千円~2万円ほどかかるのですが、
効率化を図る為、決断しました。
 
ここまで来るのに多くの方々の尽力を賜っております。
 
日頃から私のコーディネートをしてくださっているY氏などは
寝る間を惜しんで、私の取材が円滑に進むよう、戦友会など
あちこちに出向いては、根回しや交渉をしてくださっています。
そういった方の気持ちを背負っているので、期待は裏切れないのです。
 
これでなんとか、書籍化に一歩、前進です。

2017年1月 4日 (水)

F-2とF-35エンブレムステッカー試作

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以前作成したデータを元にエンブレムを試作してみました。
F-2とF-35の二種類です。好評だったらイベントに出そうかなと
考えております。

2017年1月 3日 (火)

自分の体が三つくらい欲しい

『陸海軍航空戦記』(仮)の出版予定ですが
なんとしてでも今年中に出版できるよう頑張ってくれ、と
コーディネーターの方から励ましのメールがありました。
 
こうした作業はもちろん仕事の合間にやっています。

膨大な取材音声の書き起こしがなかなか終わらない状態でして
それが終わったら今度は資料との照らし合わせる作業、校正などがあり
ますが、今年中に出せるかどうか、体が三つくらいあれば良いのですが
なかなか厳しいです。
 
しかし、「やればできる」と言われておりますので
より一層の奮励努力でこれを頑張ります。

2017年1月 2日 (月)

モバイルフレンドリー化

年末の改修工事で行った作業のひとつが
サイトのモバイルフレンドリー化(スマートフォン対応)でした。
いまは殆どの方がスマートフォンでご覧になるので
スマートフォンで見やすいように改修工事を致しました。
(旧バージョンはパソコンの画面と同じように表示されていたので
不便だったと思います)
 
でも私はスマートフォン持っていないので
どのように見えるかわかりません。見やすいといいんですけれど・・・。

新年さっそく京都へ行きます

1月11日は京都へ参ります。
元搭乗員の方のお話しを伺う予定ですが、
せっかく京都へ行くので何か珍しいものないかな?と探しております。
大阪や兵庫までは足を延ばします。
 
そして最近見つけたこの本
『零式艦上戦闘機図面集』

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海軍航空技術廠の本物の図面を集めた本のようです。
これがあれば全部の型式の零戦が精度よく描けるのですが・・・・
高い。3万円近くします。新品でも1万9千円だそうなのですが
手に入れたい一冊です。

74式戦車できました

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74式戦車シルエットのフリー素材できました。
https://soranokakera.lekumo.biz/tesr/2016/10/10-232e.html
 
さっそくステッカーの試作を行いました。
履帯のギザギザ部分がカッターの刃がひっかかりやすく
苦労しましたが調整してなんとか出力できました。

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あとは90式戦車が揃えば陸上自衛隊の戦車はコンプリートです。
頑張ります。

2017年1月 1日 (日)

開聞岳の初日の出

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2017年(平成29年)元旦のダイアモンド開聞岳です。
鹿児島在住の有田直史氏が撮影して送ってくれました。
 
枕崎で初日の出見てから農免道路を知覧へ走れば必ず
見られる景色だそうです。

 
有田直史撮影

平成29年元旦

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あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。