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2014年1月18日 (土)

長崎造船所などを世界遺産へ推薦

◆政府が長崎造船所などを世界遺産へ推薦
 
政府は17日の閣議で、8県の施設で構成する
「明治日本の産業革命遺産 九州・山口関連地域」を
ユネスコの世界文化遺産に推薦することを了解した。
2015年の登録を目標に推薦書を提出する。
 
ユネスコが今年夏から秋に現地調査に入り
同年開催の世界遺産委員会で登録の可否が決定する。
 
推薦の名目は重工業を発展させ
日本が初めて産業国家としての地位を確立した
「世界史的意義」を強調した。
 

◆韓国は「強制労働時代の施設」と反対
これに反対しているのが韓国で
「対象施設の一部は植民地時代に強制徴用された朝鮮人が
働かされた経緯がある」との意向を示している。
 
これに対し、文部科学省下村大臣は
「今回の推薦は1910年までの産業遺産としての普遍的価値に
注目している。
日本が徴用を行ったのは1944年以降の話で、個別の問題」
とコメントした。
 
記事元と推薦施設一覧
http://www.mlit.go.jp/common/001003803.pdf
 

◆推薦予定の長崎造船所第三船渠
(1905)明治35年建設
 
◆同上ジャイアントカンチレバークレーン
(1909)明治38年建設
 

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去年夏に行ってきました三菱重工長崎造船所
戦艦武蔵の故郷
もご覧ください。
 
ここからは私の感想を記して置きます。
 
韓国の反対は非合理です。
機械は機械で、それ以上でもそれ以下でもありません。 
純粋な機械、建造物だからこそ残す価値は高いと考えています。
 
私は日本人ですが、たとえばB-29。
B-29を単なるメカとして見たとき、当時の飛行機としては
洗練されたものがあり、技術、世界情勢を顕著に反映しており
歴史家にとっては実にニュートラルな
対象であり、研究対象として価値の高いものです。
 
エノラ・ゲイを保存することに対して、もちろん日本人として
あまり良い気持ちはしませんが、決して反対はしません。

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2014年1月15日 (水)

永遠の0ゼロを観て

映画『永遠の0ゼロ』を観ました。
 
一番の危険性は何か
映画だけを観て、全てを把握したと思い込むこと、
現代の物差しだけで結論を出すことです。
 
昨今の教育において、命の尊さは最重要視されていますが、
この概念は残念ながら平和な時代でこそ成り立ちます。潔く散る術こそが
美徳といった当時の概念も丁寧に教え説かなければならないでしょう。
 
結論を出すことは重要でない
命を奉げても国へ尽くす。あるいは
卑怯者の汚名を着せられても生き残る。
どちらが優れているか結論を出すことは重要でなく
必要なのは両論をフェアに提示することです。
 
特に、原作ではカミカゼと自爆テロの違いについて
深く言及していましたが(この点が私が原作でもっとも
好印象だったところです)映画では有耶無耶のうちに
終わってしまいましたので残念でした。
 
戦争を知らない多くの世代が、近代史に興味を持つ
きっかけとしては、素晴らしい映画でしたが
フィクションですので、あくまで
きっかけに過ぎず、真実に迫るためには自ら 
別の書物などと照らし合わせる必要があると感じました。

2014年1月12日 (日)

岩本徹三の戦後2

以前、書きました岩本徹三の記事
貴重なコメントを頂きましたので
紹介させて下さい。(勝手にすみません)
 
以下、旅好きなおっさん様のコメントより

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ちょっと岩本さんの故郷、島根県益田市に
旅してきました(生まれは樺太です)
 
戦後岩本さんが勤めていたというダイワレーヨンの工場を
ちょこっとのぞいたりしてきました。工場は戦後を忍ばせる
古い建物も残っており、あの撃墜王がこんな所でひっそりと
勤めていたのかと思うと少し悲しかった。
 
地域掲示板から、益田市横田町にお墓があるらしいという
情報があり 電車の中からですが、大津川を見下ろす山手に
墓地を視認して、あぁ故郷の美しい山里と川を
見下ろしながら眠っているのかなと思った次第です。 
 
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以上です。
旅好きなおっさん様、貴重なコメントをどうもありがとうございます。
私も近くを通った折にはお墓参りしたいと考えています。