2017年10月11日 (水)

フィリピンの航空基地作画

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講演会の資料用に
フィリピンの航空基地図を作画中であります。
これから正確な位置にプロットしていきます。
フィリピンは陸海軍の飛行場が密集しています。
 
例をひとつとって、クラーク飛行場。クラークとは、
有名な東西マバラカット、バンバン、アンヘレスなど全てを含めた総称でした。
 
これらをクラーク飛行場郡と呼びまして
上空から見ると滑走路が16もあるわけです。
だからはじめて飛来すると、
上空から見たら、どこへ降りたらいいかわからない。
 
彗星艦爆パイロット大野さんのお話しによると
迷っている飛行機に降りる飛行場を指し示して
あげたそうです。
 
かのエース、菅野直も零戦で
降りる飛行場を間違えて、現地司令にどやされ、腹いせに
プロペラの巻き起こした風で指揮所の天幕をふっとばして
離陸したのは有名なお話しです。
 
この地図を早く完成させなくては。

第一御楯隊の黒い零戦

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第一御楯隊の零戦を描き直しました。
 
真っ黒の零戦。
文献によれば、日の丸と識別を残して真っ黒に塗ったと
記されているので、塗り方は想像ですが、
 
実在した機体です。
 
第一御楯隊は
夜の闇に紛れてマリアナを強襲。
B-29を焼き払った後、洋上へ不時着し
潜水艦で脱出するという、生還を前提とした作戦でしたが
結果としては、全員が戦死されました。(作戦機中、一機のみが
強襲後、不時着に成功しましたが潜水艦に救助される前に戦死されたとのことです。
 
この部隊の錬成に岩本徹三があたったのは有名な話です。
 
模型で作ったら格好良さそうですが、
画像検索しても、誰も作ってないみたいです。
 
硫黄島に慰霊碑があります。
詳しくはこちら。
https://soranokakera.lekumo.biz/tesr/2013/07/post-9999.html

1/48の天雷、深山

先日、航空記念発祥館へ行きました。
中島飛行機の特別展の見学とT-1の体験搭乗です。
T-1のほうは後ほどアップするとして、
 
こちらに展示してある1/48スケールモデルの機体は
ぜーんぶ宇都宮市在住(超近所)のKさんの作品。
全て全てお一人で作ったそうです。

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キットの存在しない1/48の天雷とか、銀河、連山など、
全てソリッドの削り出しです。凄い造形センスと技術。
筑波海軍航空隊記念館に展示の機体もほとんどがKさんの作品です。 
 
ご本人はとても穏やかな方で、
 
「これ、誰が作ったんですか?」と
 
こっちから尋ねるまでは自分が作ったなどとは
絶対に言わない方です。
常設でないのがもったいないです!

九二式重爆撃機

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所沢の航空記念発祥館常設展示の92式重爆撃機。
映画『風立ちぬ』にも登場しました。昭和6年に
実在した機体です。全翼機にも見える。
スケールは1/144でしょうか。

2017年10月 8日 (日)

零戦全型式ポスター

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以前より要望を頂いておりました
零戦全型式クリアファイルとB3ポスターが販売開始になりました。
 
発売までとてつもない時間がかかったのは、
細かい修正点を調べつくして修正する作業が
非常に大変だった為です。
 
買って頂けると、取材費用の足しになります。
どうぞよろしくお願い致します。

クリアファイル(3枚入り)販売ページ
  
ポスター(B3版)販売ページ

2017年10月 7日 (土)

八九式重擲弾筒

八九式重擲弾筒

八九式重擲弾筒


八九式重擲弾筒(はちきゅうしきじゅうてきだんとう)の図解。
パラオで玉砕されたある少尉さんのご遺族より拝受しました。
 
外見のみ描かれた図は数多くありますが、内部構造まで
描かれたものは初公開かな?と思います。
 
八九式重擲弾筒は歩兵の分隊単位で配備されました。
いわゆるグレネードランチャーで、八九式榴弾と呼ばれる
専用の弾薬か、手榴弾に噴進器と呼ばれるアタッチメントを
取り付けることで、手投げよりも遠くに打ち出すことのできる
ポピュラーな火器です。
 
こうして拝受した資料が我が家に数多く眠っているのですが
なかなか整理できず追いつかない状況にあります。
 
この書類の残された少尉さんは兵隊叩き上げの少尉でした。
現在でいうところのベテランの中間管理職であります。
火器の扱いはもちろん、
飯の炊き方から、洗濯の仕方、新兵の教育方法など
多岐に渡りマニュアルがあります。
陸軍の小隊単位での運用方法が実に細部まで書かれていて、
時間をかけて研究したら、斬新かつ、素晴らしいものができそうです。
私は今のところ、手一杯ですので、
研究したい方がいましたらぜひお問い合わせください。

2017年10月 5日 (木)

プロジェクト進捗 100枚到達!

先日、お知らせしたパラオ・ゼロファイタープロジェクトですが
早速、出資者様が見つかり、出資金で
Tシャツ100枚を生産することになりました。
販売ページの構築も追いつかないまま、一日で
いきなり100枚です!ありがとうございます!
 
年末にペリリュー島の子供たちに配布できます。
 
1,700円以上の出資でお名前(企業様でしたらロゴマーク等)を
Tシャツに入れさせて頂いております!
どうぞよろしくお願い致します!

2017年10月 4日 (水)

パラオ・ゼロファイタープロジェクト

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久しぶりに訪れたペリリュー島では、島中に、水色の自転車が
行きわたっていました。
それに跨ってやってきた島民の小さな女の子が
ニコニコしながら、こう言うんです。
 
『チャイナ・バイシクル!チャイナ・バイシクル!』
 
中国から貰ったんだそうです。
もとより、中国とパラオは国交がありません。
パラオは台湾(中華民国)を国家と認めているため
中国とは絶縁状態です。しかしながら、経済の力は大きく
中国は金の力でパラオに進出しつつあります。
そしてパラオの広大な領海に侵入し密漁を繰り返しております。
沿岸警備隊のないパラオ政府はこれに対抗できる術はなく
死者が出たことは以前にも述べた通りです。
 
私は、日本として出来ることはないかと考えました。
そうだ、自分のところのTシャツを配ろう。

ペリリュー、アンガウルの子供たちは、想像以上に、貧しい!
服が一枚あれば、しばらくしのぐことができます。
 
最初は日本とパラオの国旗をプリントしたTシャツにしようかと
考案していましたが、定番すぎる。もうひとひねり欲しい。
ただの零戦Tシャツというのも押し付けがましい。
 
そこでこのようなデザインを考案しました。
 
我が国は、支配をしない。我が国と太平洋アジア各国の
歩むべき道は、それぞれの独立と共存共栄。
そこが中国との大きな違いであります。  
二つの国家のシンボルの融合。
極めて扱いが難しいのでありましたが、昭和19年、
多くのパラオ人の協力があって、米軍進攻を阻止し、
本土の防波堤となることができたのだから、これはありだと
私は考えています。パラオ玉砕がもっと早ければ
本土進攻を許し、泥沼の日本本土決戦、
そして北海道と東北地方はソ連軍に分割統治されていたかもしれません。
 
そんなことを考えながら、一晩でこのデザインを描きあげました。
  
1,700円以上の出資でお名前(企業様でしたらロゴマーク等)を
Tシャツに入れさせて頂いております!
どうぞよろしくお願い致します!

2017年10月 3日 (火)

ヤングアニマル

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今週のヤングアニマルをぜひ買ってください。
連載中の『ペリリュー 楽園のゲルニカ』ですが
いよいよ、物語の核心部分に踏み込みました。
 
ペリリュー戦では民間人の集団疎開に成功し、一人も犠牲者が出ていないと、
インターネット等で美談になっておりますが、私は現地で取材して、
また日本、パラオ双方で直接の証言を聞いて、それは嘘だと
ずっと唱え続けてきました。拙著に記した通りです。
  
「民間人犠牲者の存在に言及されているのは篠原さんの本だけだった」
 
そう言って
武田一義先生から連絡を頂いたのは第三巻が発売されたときのことです。
 
この話に、良いも悪いも無い。
武田一義先生とありのままを描かねばならないと
いうことで意見が一致し、そうした証言を集めてきたわけです。
 
日本が勝手に始めた戦争で
多くのパラオ人に迷惑をかけた、これは事実です。
ペリリューの戦いを、日本人の一方的美談にするなど、
驕りも甚だしいと感じておりました。
我ら誇り高き大和民族の末裔なら、
そうした主張は控えるべきであります。
 
青年誌なので、立ち読みはできません。540円です。
ぜひ、買ってください。収入が武田先生の応援に繋がります。

2017年10月 1日 (日)

リニアの爆音

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中央自動車道大月ジャンクションを河口湖方面へ進むと
リニア実験線の高架橋を潜ります。
 
この日は偶然、目の前をリニアが通過しました。白い車体が
時速600キロで走るL0(エルゼロ)系と呼ばれるリニアの
プロトタイプです。
 
リニアそのものは、音もなく姿を現しますが、
空気を切り裂く爆音が響きます。

これは多くの人に実際に見て欲しい。
ジェット戦闘機の何倍も迫力があります。
これだけの速度を出しながら、地上を這うことを選んだ執念と、
空気の壁との戦いを目の当たりにし、ただ驚くばかりです。