2016年12月24日 (土)

21型作画中

21

21型を作画中です。
下絵が終わったのでこれから色塗りです。

戦友会でクリスマス会

先日の戦友会では、ささやかなクリスマス会を行いました。
有志の方が有名なケーキ店のケーキを並んで買ってきてくれたのです。
それをみんなで食べて、年末に備え英気を養いました。

 
クリスマスというと、敵性文化のように思われるかもしれませんが
昭和19年公開の映画『加藤隼戦闘隊』をご覧ください。
総員食事のシーンで、食堂内に煌びやかなクリスマスツリーが
鎮座しております。
 
映画にならって、
難しいことは抜きにして楽しめることは楽しむのがモットーであります。

真珠湾攻撃隊(零戦)マーキング

真珠湾攻撃隊(零戦)マーキング

真珠湾攻撃隊(零戦)マーキング一覧を作成しました。
 
原則的に一航戦は赤城が赤一本、加賀が赤二本、
二航戦は蒼龍は青一本、飛龍は青二本、
五航戦は翔鶴白一本、瑞鶴は白二本となっております。
 
なお、尾翼のラインと色は分隊長ごとに異なるので
ここでは一例を描き、法則は無視するものとします。

2016年12月22日 (木)

最後の一兵まで踏ん張りました

私が代表代行を務めます、師団の戦友会を来年で
閉会することとなりました。ここ数年で、戦友会員がお亡くなりになったり、
体調不良につき、外出ができなくなったりということが重なり
参加者が減ってきていたのです。
 
しかし、有志の協力でお陰様をもちまして当初の
お約束通り、最後の一兵まで頑張り抜きました。
 
本当に最後の一兵まで頑張ったので、
走り切った感じもしますが、高齢化には勝てずやはり悲しいです。
ひとつの時代がこうして終わっていくんだなと、感じます。

2016年12月20日 (火)

しまなみ海道

しまなみ海道

松山滞在最終日、飛行機まで少し時間があったので
松山在住の友人の車でしまなみ海道を行けるところまで行ってきました。
 
写真は(夏の写真ですが)来島海峡です。
画面奥が今治です。造船所のクレーンがあります。

真ん中の島が馬島。出入り口がありますが島民専用です。
 
右奥の島が小島。以前、見学した小島要塞です。
 
今治からですと、この先、大島を過ぎて、次の島が
伯方島。有名な伯方の塩の産地です。
次が大三島、生口島まで行ってきました。ここから先は広島県でしたが
時間切れでUターンしてきました。次は呉まで行きたいです。

2

衣服による時代考察

Scan001

昭和18年9月20日の航空記念日
所沢の陸軍飛行学校にて撮影された写真です。
 
写真の左端が遠藤三郎陸軍中将で航空士官学校長の
御令嬢、その左、頭にリボンを着けているのがヒラセンレースの
御令嬢で、その左側が老舗デパートの御令嬢です。
取材した詳細なメモが年末のゴタゴタで埋もれてしまい
出てきたらちゃんと書きます。

  
この写真そのものは遠藤中将の御令嬢より頂戴して掲載許可を頂いた
ものです。もう一枚、お嬢様方を正面から写した写真もありますので
今度またスキャンしておきます。

 
パイロットの方々は、陸軍士官学校の空勤者と思われますが
詳細はわかりません。中将のお嬢様おっしゃるに、おそらく後の
振武隊(特攻)で戦死されたのではないかということでした。

 
興味深いのがお召し物です。手前の御三方はワンピースでスカートです。
戦時中と雖も、華やかです。とても貴重な資料写真です。
 
私は、戦時を経験された女性に
「いつ頃からモンペに変わったんですか?」と尋ねるのですが
具体的に記憶されている方は少ないです。
  
この写真は昭和18年の9月20日です。和服の左側のお嬢様は
セーラー服ですけどスカートです。
 
女性の装いが簡素化して
いよいよ戦況切迫してきたのが昭和19年の中頃といえます。

サイパン玉砕からが特に顕著です。
比較的裕福な家庭とはいえ、世間体がありますので
公の場所でスカートは履けないと思いますが、どうでしょうか。
 
中将のお嬢様も「昭和19年後半からいよいよだと思った」
という印象だったと語られております。
 
私はNHKの朝の連続ドラマなどを見て、時代考察が
どうだったのかとかよく考えてます。
現代の物差しではかっていないか、超越的でないか、など。
時代考察がきちんと行われていない作品だと
昭和17年代なのに、都市部で超質素な暮らしをしている等
テキトーです。
 
この場所は現在の所沢航空記念公園です。

2016年12月19日 (月)

あなたの顔を私は知らない

個人ブログの衰退が著しい。
その最たる要因はSNSの台頭である。
 
以前は個人ブログを書いていた人たちも殆どが閉鎖して、
ツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどに移行している。
 
SNSに投稿された記事や画像は、他人のタイムラインに表示され
それが興味があっても無くても、とりあえずは他人の目に触れることになる。
これにイイネを押すかどうかはまだ別の問題であるが、
今日、何を食べたとか、どんな些細な事でも、強制的に目に触れるので
「注目されている」「読まれている」「繋がっている」といった
満足感が得られるのである。老若男女、かまってちゃんと言ったら悪いけど
仮にも一億総芸能人時代の到来である。
 
個人ブログが衰退したもう一つの大きな要因としては、こうしたSNSに
投稿された記事や画像が、キュレーションサイト(まとめサイト)に
吸い上げられてしまって、見る方も、投稿するほうも、それが楽チンであり
第一次情報を発信しようという気概が失せてしまったのか、と私は考えている。
 
そんな時代に、こんな個人ブログをやっているのは何者なのか。
自分でもよくわからないが、どうぜ個人研究をするなら
ノートに書いてしまっておくより、誰かの役に立てれば良いと
思ってとりあえず惰性で公開を続けている。
  
事実、このブログには一日に数千から多い時には一万以上のアクセスがある。
多くは検索エンジンからの訪問となっているが、どんな人が見ているのか、
書いている本人にはサッパリわからない。
 
こんなに見てる人がいるのに、イイネ!もコメントも殆どつかない。
SNSとは雲泥の差である。
 
たぶん、「オッケー、グーグル!」で気軽に調べてここへやってきて、
見て、情報が得られたら、それで満足しておしまいなんだと思う。
「オッケー、グーグル!」で来た人へ。あなたの顔を私は知らない。
保証の限りではないけれど、見てくれてありがとう。

 

孤独といえば孤独だけど、自分にはこれが合っているし
これで良いんじゃないかなと考えている。

西開地重徳少尉の故郷とご遺族を訪ねる

西開地重徳のお墓

西開地重徳(にしかいちしげのり)一飛曹(戦死後少尉)
米国では最も有名なゼロファイターである。
 
今回は今治市で西開地少尉のご遺族である、実の弟さんに
お目にかかり
様々なエピソードを伺った。写真はお墓参りの様子。
 
昭和16年12月8日、

西開地一飛曹は真珠湾第二波攻撃で空母「飛龍」より飛び立ったが
戦闘中に被弾。帰還の見込みを絶たれる。
 
「被弾して
機動部隊に帰還できる見込みが
無くなった場合
ニイハウ島に不時着せよ」
 
真珠湾攻撃参加のパイロットには、あらかじめ以上のような

取り決めが成されていた。そしてニイハウ島には搭乗員救助の為の
潜水艦が浮上する計画であった。
 
西開地一飛曹はこの約束に従って、被弾したゼロ戦を
操りニイハウ島への不時着を成功させる。
ここで潜水艦を待つはずが、待てど暮らせど、潜水艦は来ない。
 

西開地重徳

これが後に
「ニイハウ島事件」と呼ばれる、現地住民を巻き込んだ
不幸な事件に発展してゆく。
ニイハウ島事件に関しては様々な説があるので、ここでは割愛する。
 
真珠湾攻撃前、西開地一飛曹は佐伯へゼロ戦を空輸する際、
ちょうど波止浜(現・今治市)の上空を飛行し、
実家の上空で旋回したが、これが最後の別れとなった。
 
西開地重徳、米国では最も有名なゼロファイターである。
  
現在、西開地の零戦は、真珠湾フォード島のアメリカ
海軍基地内にある
「太平洋航空博物館」内に展示されている。

2016年12月18日 (日)

ガルパン(大洗)こんな凄い町おこし見たことない!

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ガールズ&パンツァーで有名になった大洗町視察の第二回目です。
感想を一言で言うと
 
こんな凄い町おこし見たことない!
 
です。びっくりしました。
今回はガールズ&パンツァーの博士であるH氏にガイドをお願いして
見学致しました。
 
まず、鹿島臨海鉄道大洗駅へ向かいます。

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大洗駅到着。
  
まずは、駅舎内にある観光案内所を訪ねます。
観光案内所は午前九時にオープンしますので、ガイドのH氏は
早朝に自宅を出発し、9時ちょうどに到着するよう段取りして
くださいました。午後になると人も多くなってくるのでなるべく早めに
到着するのがおすすめです。
 
観光案内所にはこのような地図が掲示されております。
拡大してご覧ください。

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大洗町商店街にはガルパンのキャラクターが勢揃いであります。
 
全60か所以上!
それぞれのお店ごとに担当キャラクターがあるのです!
 
お店にはキャラクターの等身大パネルが設置されており、メインキャラクターから
名前のはっきりしないマイナーキャラまで揃っています。
これを参考にして好きなキャラクターの居るお店を回る訳です。
一日かければ、全てをコンプリートすることも可能かと思います。
 
そして、それぞれキャラクターの居るお店では
担当キャラクターのオリジナルグッズやノベルティが置いてあります。

Imgp5268

大洗町の町興しの凄いところは、これだけの
お店が全て協力体制にあり、店主のおじいちゃんおばあちゃんまで、
積極的に参加しているところです。
 
これなら引きこもりの人も、健康的かつ社交的になって
出掛けてみようという気概が生まれます。
 
ガルパン大洗町最大の工夫は、
そのお店の普通の商品を買い求めることによって、
グッズが貰えることです。例えば、文房具屋さんなら鉛筆、
乾物屋さんなら干物などを買い求めて、オマケとしてお目当てのキャラの
グッズを貰う、といった具合です。
 
もちろん、お店によってはガルパンそのもののグッズを置いている
ところも多いです。 
 
※地図には劇場版の知波単学園と継続高校が未掲載ですが
デジタルの地図には表示されております。
 

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上記の例にならって、
スルガヤ薬局さんで買い物して貰った風紀委員@後藤モヨ子のポストカード。
 
これをもらう為に、スルガヤ薬局さんで何か購入するのですが、
それは何でも良いんです。それで店内を探していたら、
店番のお母さんからにこやかに
 
「無理して高いもの買う必要ないかんね」
 
とのお言葉を頂き、一安心。

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こちらはキャラクターの個人名刺。
こちらは購入しなくてもお店の人に「名刺交換してください」と
丁寧にお願いすれば貰えるそうです。

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こちらの商品はカチューシャの担当店で、酒屋さんの
サカゲンさんで買い求めたプラウダ・ウォッカ。2800円くらいかな?
白と銀のラインが描かれ、青いストーンが付いた綺麗なボトルです。
購入したので、カチューシャのバッジを貰いました。(左下)
 

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こちらの食堂は、アニメにも出てくる、さおりん(武部沙織)の肉じゃがが
有名なカワマタさん。H氏、お目当てのお店。早く来ないと売り切れる!
とのことで早朝に出発したわけですが。

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無事、ミッションを達成したH氏。その場で一個、お土産用に一個を購入。

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今度は、大洗ホテルのロビーにやってきました。
こちらはあんこうチームの天才操縦士、冷泉麻子が居ます。

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Photo 
35番、大久保酒店、阪口桂利奈。桂利奈酒を販売しています。
 

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H氏、今回の最大の目標、50番、新屋酒店へ突撃。
いわゆる推メンの山郷あゆみはうざぎさんチーム。
 
オリジナル商品「山郷のしずく」(梅酒)をゲットしてミッション達成。
山郷あゆみバッジを貰っていました。

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ガソリンスタンドにある巨大パネル。

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55番、いそやさんに併設の休憩所に貼られた各種グッズ類。

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大洗磯前神社へ。
こちらはガルパンと艦これの両方のファンが聖地巡礼に必ず訪れる
スポット。もちろん作品にも登場します。

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境内の絵馬が凄い。

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マリンタワーにあるガルパンカフェに移動して昼食。
早く来たので空いていました。

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ガルパンカフェのトイレから望む絶景。
奥が大洗サンビーチ
、手前が波止場。

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ふたたび大洗駅に戻り、ガルパンのラッピング列車を見学します。
 

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入場券を購入して上下二本のラッピング列車を見学。
 

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H氏はこのナースの絵柄が見たかったらしい!因みに
ナースバージョンのグッズは献血しないと貰えないので

なかなかハードルが高いです。
 

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そんな訳で、大洗の視察報告でした。
これらのグッズはあくまで参考資料として購入しました。
決して欲しくて買った訳ではありません。決して。
アンツィオ模擬戦のぴよぴよステッカーどこに貼ろうか悩むなあ・・・。
 
ぜんぶ見られなかったから、また視察に行かなくては。
 
つづく。
 
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Iv_3

2016年12月15日 (木)

犠牲の価値

最近在日米軍機の事故で大きな話題になっているので少し書きます。
 
先週は米海兵隊のFA18パイロットの方と航空自衛隊の同じくF-4の
パイロットの方と同じ場所でお話し
する機会がありました。
領空侵犯機への対応など色々な事柄をお聞きしました。
  
パイロットは例外なく勇猛果敢であり、広い広い視野を持っておられます。
日米、双方の意見として
 
「戦死者が出るからやめろ?何をバカなことを言ってるんだ」
 
との由。航空自衛隊に関して言えば、世界一の整備水準を誇る為、
航空機の事故は
少ないです。またそれらを扱うオペレーターの技術も
非常に高いです。
 
一方、米海兵隊の機体は意外とボロボロでオイル漏れが放置されていることも
多いです。だから局地的な戦闘においては日本が優れる場面も多いのです。
簡単に言えば少数精鋭です。
  
しかし、これが大局的観点からすると、実に脆弱でして、
10対10の戦いに於いてクオリティの差で圧勝したとしても
後ろに100の敵増援部隊が控えていたとしたらどうでしょう。
時間・兵站・情報などあらゆる場面から判断したらどうでしょう。
勝てるでしょうか。一人の軍人の戦死者を出さない為に、100人の
民間人死者が出たらどうでしょうか。
 
戦争に巻き込まれたという場面を考えるならば
もっと広い視野で物事を考えなければならないと感じます。
それには過去から現在、未来という時間軸の中で広いスパンをとって
考えなければ
ならないと感じます。有事と平時の境界線など実に曖昧なもの
だと思います。
 
※画像はイメージです。