ゾンダーコマンド・エルベは、ベルリン空襲に飛来する連合国の
重爆撃機に対しダイツ空軍が編成した、空対空の体当たり部隊である。
エルベ特別攻撃隊、エルベ特攻隊とも呼称され、パイロットは衝突の直前に
脱出して生還することが可能とされていたが、それでも隊員のうち90%ほどが
戦死するだろうと予想されていた。
機体にBf109が選ばれた経緯として比較的長いエンジン部が衝突時の衝撃を
多少なりとも受け止め、パイロットの生存率をわずかに高め、また断面積が
小さく鋭い機体の形状が敵爆撃機により大きな打撃を与えうると考えられた
為である。
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