夜間戦闘機「月光」は設計段階では、双発の昼間戦闘機であった。
初陣はニューギニア戦線で、B-17を撃墜している。のちに
二式陸上偵察機となったが、これを夜間戦闘機に転用できないかとの
アイディアで、内地へ帰還させ、夜間飛来するB-29を斜め銃で
狙うことによって戦果を挙げた。
厚木では彩雲や彗星などを夜間戦闘機に改造した、
丙戦隊と呼ばれる夜間戦闘機隊の中でも、月光は最も活躍した。
夜間戦闘機といっても、特殊な装備があるわけでない。
夜間でも原則は有視界飛行であり、それに伴った空戦であった。
イラストは横須賀航空隊、倉本十三飛曹長・黒島四郎中尉機。
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