グレーを視聴者に委ねる
ネトフリが面白い。
地上波ではスポンサーや放送コードへの配慮から難しい描写も、
配信作品では比較的ためらいなく描ける。その自由度の差は大きい。
エロ、グロ、バイオレンスは、使い方を誤ればただの刺激物だ。
しかし適切に用いられれば、物語の表現の幅を大きく広げる。
官能的なものは官能的なままに、醜いものは醜いままに、
そして目を覆いたくなるような残酷シーンも、待ったなしで
やってくる。
そこには、地上波でありがちな型にはまった勧善懲悪とは違う面白さがある。
浮世では善と悪にきれいに分けられるものばかりではない。むしろ、
ほとんどのものはグレーの中にある。その曖昧さを無理に裁かず、
視聴者に判断を委ねる。それこそが配信作品の大きな魅力だと思う。

