2024年11月 6日 (水)

LRT鬼怒川橋梁

宇都宮LRT鬼怒川橋梁

冬コミ本の背景イラストができました。
宇都宮LRTの鬼怒川橋梁モチーフです。
 
画面左が宇都宮方面、右が芳賀方面です。
飛鳥城跡を出た車両です。
空のみ素材でアタリです。キャラクターが入ると
大きくカットしてしまうと思いますので、こちらのみでとりあえず
載せておきます。
  
※ロゴや車両の一部はイラスト向けに変更や色の調整をしています。
※こちらのイラストは素材利用できません

2024年11月 5日 (火)

調査依頼に関するお知らせ(再掲)

篠原です。
 
お陰様で多くの方がこちらのブログをご覧くださって、非常に多くの
反響・お問い合わせを頂きます。誠に有難い事でございます。

「遺族について調べてほしい」

「戦死した親族がどこの部隊にいたか知りたい」

「どこで戦死したか教えてほしい」

などといった問い合わせを特に多く頂く
状況でございます。

まずは よくある質問 をご覧ください
 
そして、大変心苦しいのです、調査には多くの時間とお金がかかります。
普段は別の仕事をしておりますので、ボランティア作業になってしまい
件数も非常に多く、ご期待に応えることが難しい状況でございます。
お詫びを申し上げます。
  
有料での調査・また調査のお手伝いは承っておりますが、
結果を保証するものではありません。
  
また、あつかましい話でありますが、
戦史の情報提供・内容の訂正指摘は逐次受け付けております。
特攻隊名簿につきましては、プログラマーさんに依頼して
おりますので、更新までお時間を頂く場合がございます。
 
勝手なお願いで恐縮ですが
何卒、ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2024年11月 2日 (土)

青木義博中尉と海上自衛隊

青木義博中尉と海上自衛隊

調査を続けていました青木義博中尉(稲妻のマーキングであまりに有名な雷電乗り)
の戦後ですが、やはり海上自衛隊に入隊しヘリコプターで殉職されていました。
読者の方から情報提供がありました。お礼を申し上げます。
 
青木中尉は予備士官(民間大学出身)の中尉さんです。
かくして戦後は多くの陸海軍出身者が再び自衛隊の黎明期創設に身を捧げ
現在の世界最精鋭ともいわれる今日我が国、陸海空自衛隊の礎となりました。
 
顕彰したいと思います。

・概要
昭和38年2月11日
海上自衛隊大湊基地にてHSSー1(海上自衛隊初の対潜ヘリコプター)
8558号機の試験飛行が搭乗中、場内経路にて爆発音を発しつつ、
旧格納庫に衝突、炎上。青木二佐以下搭乗者7名全員が殉職。
青木二佐は一佐に昇進。

2024年8月16日 (金)

須本壮一先生と紫電改

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今年の夏コミは漫画家の須本壮一先生がおとなりでした。
色々お話しさせて頂きまして、紫電改に関する思い、保存や戦史に関して
方向性を共有できた事を、とても嬉しく思います。

2024年8月15日 (木)

ピカピカのゴム長靴 ~終戦の日に寄せて~

朝から良く晴れた8月の日だった。
 
栃木県大沢村に住む少年、征二は小学校へ向かう道程、
ひとりだけピカピカのゴム長靴を履いて、とても気分がよかった。
 
それは、先週の配給切符で当選したもので
戦争もいよいよたけなわ、配給制度も
同じ物品が等しく行き渡らない為か、各々、家庭ごとで
当選する物に差異があった。
だから運よく当選した新品のゴム長靴だった。
 
倉掛山の向こう、宇都宮の街は先月に空襲を受け、焼けたらしい。
大人から聞いたが話だが、ここ大沢村はのどかで、
征二は今日も級友とともに猪倉小学校へと通うのであった。
 
こんな晴れた日に、それも
サイズの大きい、大人用の長靴をブカブカとビッコ引くように
歩く姿はちょっとおかしく映ったかもしれないが、
 
ピカピカの新品のゴム長靴。征二は嬉しくてゝ仕方がなかった。
 
その時だった。太陽を背にして、敵戦闘機が機銃掃射をしながら
突っ込んできた。のどかだった通学の風景は瞬く間に修羅場と化す。
 
子供らは散り散りに、戦闘機から逃げ、征二もそれにならった。
 
敵戦闘機は一航過、二航過と、機銃を浴びせると
ふたたび空へ舞い戻って行く。そして旋回。機首をこちらに向けて
また来る、まだ来る。轟音が近付く。
 
いつもは神妙な心持ちで通るお地蔵様の前を
全力で駆け抜ける。
 
あと少しで身を隠せる杉林に着くが間に合わない。
今度こそお陀仏かと覚悟した。
ところが戦闘機は撃たない。音が遠ざかって行く。
 
汗をぬぐう間もなく仰ぎ見る、遠くの青い空、バンクした翼に
日の丸を見た。
 
それもせつな、敵戦闘機ともども、二機はあっという間に
鞍掛山の向こうへ消えて見えなくなった。
 
征二は命を拾った思いだった。その場に座り込んでしばらく動けなかったが
ふと、足元に目をやると、配給で貰った新品のゴム長靴が輝いていた。
 
細かいところまで憶えていないが、こんなブカブカのを履いたまま、
ゴム長靴惜しさに命まで懸けてよく走ったものだ。
ひどい戦争に巻き込まれているのに
なんだかおかしくて、笑いが止まらなくて、征二はひとしきりに腹抱えて
笑い転げたあと、立ち上がって、小学校へ歩き出すのであった。
 
昭和20年8月。
  
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このエピソードは篠原が叔父から聞いた実話を
再構成したものです。終戦の日に寄せて
先の大戦で命を失ったすべての方々へ
顕彰と追悼を込めて。
 
令和6年8月。

2024年8月13日 (火)

島風 艦影素材(シルエット) 期間限定無料

Shimakaze

C-104記念としまして2024年8月31日までの限定で
駆逐艦島風の艦影素材を無料配布します。
 
規約に必ず同意の上、ダウンロードしてください。
なお、商用版(有料版)は9月以降にリリース予定です。
 
◆無料で利用できるケース(2024年8月31日ダウンロード分まで)

 
〇個人ブログ・ウェブサイト素材としての利用
〇動画素材(youtube、ニコニコ動画など非商用アカウントでの利用)
〇発行部数200部以下の同人誌・趣味の印刷物

〇SNSのアイコン等
〇教育・講演、プレゼンテーション等

  
※クレジット表示は任意となっております。
  
◆有料で利用頂くケース(9月以降、ベクター版リリース)
 
◆まとめサイト(キュレーションサイト)での画像利用 ¥5,000/一点

◆アフィリエイトが付随するサービスでの利用 ¥5,000/一点
◆赤字・黒字を問わず、利益を目的とした動画素材としての利用 ¥2,000/一点
◆プロモーション・宣伝・広告等での利用 ¥5,000/印刷数無制限/一点
◆グッズ製作(Tシャツ・マグカップ等) ¥10,000/製作数無制限/一点
  
上記にあてはまらない場合、お問い合わせください。
 
連絡先
soranokakera(アット)uq.babyblue.jp

2024年7月23日 (火)

鰻を食べない栃木県民?

Photo

みなさんの地域ではうなぎ食べますか?
 
栃木県にはうなぎを食す習慣の無い(禁忌とされる)地域があり、
それらの地域の子供たちは川遊び中、絶対にうなぎを捕えてはならず、
万が一網などにかかってしまったら、それはそれは母に厳しく叱責されました。

習慣というのは不思議なもので、ご当地の人々はそれが当たり前過ぎるが故、
禁忌である理由を全く知らない、深く考えたことはないというの人が多いのですが
それでも禁忌地域で聞き込みするといくつかの説がポツリポツリと出てきました。
 
「うなぎは神様だから絶対捕まえてはいけない」
 
「昔、大きな水害があったとき、大うなぎが現れて
水をせき止めてくれたので村が助かった。その恩を忘れてはならない」
 
などなど、お家によって言い伝えが様々ですが大元の考え方は同じようです。

現在のところ、答えに一番近いものがあるとするなら「うなぎは星宮神社
(栃木県各地に点在する神社)の神聖な『のりうま』であるから大切に扱え」
というお話しです。

うなぎは神様のサブキャラだった!

そこで星宮神社を訪ね、宮司さんに理由をお伺いしてきました。宮司さんによると
『のりうま』であるうなぎは、神様そのものではないのですけど、神様の
サブキャラのような位置付けで古来より大切に扱われてきた、というお話でした。

故に、星の宮神社の氏子さんはうなぎを食しませんが、 そうした地域は
栃木県全体に星の宮神社とともに局地的に分布する形で習慣化しています。
だから、同じ町内でうなぎを食べるお宅もあれば、隣の家では禁忌ということ
もよくある話です。

2024年5月16日 (木)

例年夏の戦争関連の取材を今年も受けました

今日は下野新聞の取材でした。
取材を受けましたテーマは

『戦争経験者が鬼籍に入る中、二度と戦争の過ちを繰り返さないために
我々二世が戦争を知らない若い世代にどのように継承していくか』
というものでした。
 
私は
「戦争は経験者がいなくなった時点でまたいつか、戦争は起こるだろうし、
避けられないと思う。歴史が証明している。最低限、自存自衛の防衛戦争は
覚悟すべきだし、やむをえないのではないか」
と回答しました。

どのような紙面になるか楽しみです。
月曜日刊行です。

2024年2月 7日 (水)

国立国会図書館(および関西館)納本とお礼

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『戦鳥』上下巻が国会図書館(東京)および関西館(京都)
に納本が反映されました。8月に送付してからデータベースに
反映されるまでおよそ半年かかりましたが、両館へ寄贈を
申し出て下さった方に心より御礼を申し上げます。
 

2023年11月23日 (木)

水戸歩二会ペリリュー島慰霊会の慰霊祭

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今日は茨城県護国神社で年に一度の
水戸歩二会ペリリュー島慰霊会の慰霊祭です。
 
英霊の御霊に玉串を奉納し、同島玉砕の英霊顕彰ならびに
恒久平和をするものです。なお、篠原は会場で物販をしますが、
売上金は戦没者慰霊の費用に充てられます。
 
どうぞ、よろしくお願い致します。