2025年8月18日 (月)

父の一周忌と新盆

昨年の今頃は父が長い癌との闘病の末、他界し
残された母と共に非常に辛い一年を過ごしました。
 
父の闘病生活は壮絶なものでした。
 
私は子供のころから父にクワガタや魚獲りに連れて行ってもらったり、
憧れの新幹線に乗せてもらったり、キャッチボールをしたりと、
とにかくたくさん遊んでもらい、やりたいことは何でもやらせて
もらったので、感謝しかありません。
 
父の辛い闘病生活から解放された思いと、若すぎる死に対しては
もっと生きてほしかった気持ちと両方あります。
 
私自身、自営業で親が危篤と雖も、休むことができず
最期の日々を父と過ごすことが出来なかったのが何より悔しかったです。
 
本当に忙しい一年で「葬式は悲しむ暇さえない」と言われるのは本当で、
今頃になって、悲しい気持ちが募って参ります。
 
父の闘病生活がいかに壮絶なものだったか、いつか書きたいと
思っていますが、今は悲しみのあまり難しいので、良い思い出を
この機会に少し書きたいと思います。
 
父との思い出は色々ありますが
父から貰ったもので一番嬉しかった
贈り物(プレゼント)と思い出(エピソード)を
ひとつずつ書いてみます。
 
父から貰ったもので一番嬉しかったものは「直人」という名前です。
私はこの名前がとても気に入っていて、その名に恥じぬよう、
真っ直ぐに生きることを生前、父に誓いました。
 
次に、父との思い出で一番嬉しかったのは、私は小さい頃から
航空宇宙が大好きな航空宇宙オタク少年で、初の月面着陸を行った
アポロ11号の実物(帰還した司令船とパラシュート)が来日した際、
どうしても見に行きたくて父に連れて行ってもらいました。母も一緒でした。
 
そこで実物を見学し、大満足だったのですが、物販コーナーで
アメリカが打ち上げた量産ロケット「アトラス」の打ち上げ時に
散らばった破片の一部が手のひらサイズのアクリルに封入して売られていました。
 
5000円くらいだったと思います。私は物欲の無い子供でしたが、
それが大宇宙を望むロマンを感じ、どうしても欲しくなりました。
財布を握る母に所望したのでしたが、母は、それの価値がわからず
買ってくれませんでした。高価でただのアクリルと金属片の置物ですから。
それがむしろ普通でしょう。諦めて会場を後にしようとしたところ、
父が私に聞こえないように母に次のように言ったのでした。
 
「俺の小遣いで買ってやってくれ。足りない分は来月の小遣いから出す」
 
私は、大喜びで会場を後にしたのでした。父の粋な計らいを母から聞いたのは
私がもう少しだけ大きくなったときでした。
 
打ち上げられたロケットから剥がれ落ちた破片。
 
私はそれを「空のカケラ」と名付け、現在屋号にもなっています。
アクリルに封入された空のカケラはいまでもアトリエの一番目立つところに
大切に飾っています。
 
合掌。

2025年5月 6日 (火)

Amazonとのトラブルについてのお知らせ

空のカケラAmazon店についてのお知らせです。
 
2024年10月よりAmazon側でシステムトラブルが発生しており、
2025年5月現在に至っても、トラブル解消に至らない事から
アクセスする事が出来ない状況です。
 
この間、せっかく購入して頂いても売上金が入らず、
お店の在庫補充は当然のことながら、アクセスそのものができませんので
クレーム対応を含め、更新などが一切できておりません。
 
原因は身分証明に使用しているクレジットカードの認証ができない事が
理由と聞いていますが、Amazon以外では問題なく、使用できています。
 
また、この認証システムは米国本国においてAIに依存しており、
日本ではどうにもできないとの回答が続き、この半年間、売上金が入らず
出店使用料のみが請求され続けています。
 
商品の大部は他ECサイトへ引っ越し作業を進め、
この間、何度も契約解除を申し出ていますが
1.身分証明ができない 2.サービスを受けられない状況であってもその間の
出店料を支払う義務がある(この件は担当者によって対応が変わってきますが、
契約解除などの手続きはできないようです)
 
以上の理由により、契約解除を拒否されています。
 
この半年間、このトラブルで何度も交渉を重ねましたが、契約解除に至らず
非常に疲れてしまいました。
 
いずれにしても、このトラブルは長引きそうで、Amazon空のカケラ店は
当方の管理下にありませんことをお知らせするものです。
 
購入者の方には申し訳ありません。

2025年3月15日 (土)

腎臓でも肝臓でも売りやがれ

最上あいさんのニュースが話題になっています。
 
私も20歳の頃、アルバイトしていた会社が借金まみれになって
連日のように借金取りからリアルで「腎臓でも肝臓でも売りやがれ」
という脅しの電話がかかってきました。アルバイトの私に言っても
あまり効果はないのですが。でも社長はケロッとして全然
申し訳なさそうな顔もしないし、脅す方もお金を返してもらえないと
そっちが潰れてしまいますから、実は少し同情していました。
 
当時は、テレビコマーシャルを頻繁に放映しているクリーンっぽい?
金融業者でも取り立てはチンピラのシノギみたいなところに委託しており
迫力がすごかったです。
 
で、私自身も給料の未払いが続いたので辞め、給料を支払わせるため
裁判までやり、勝訴。しかしいくら裁判で勝っても相手に
払う意志が無ければ取り立てるのは非常に困難です。
 
結局、勝訴しても相手が払ってくれないと、
財産差し押さえを弁護士に頼む費用が発生します。
さらにこの費用を回収できる見込みも怪しいですが、
手続き中に逃げられてしまいました。
 
おそらくその後、社長は自己破産したと思います。
そうなると手遅れです。
 
そんな感じで幸か不幸か、私は20歳にして、様々な人生経験をさせて頂き
現在に致ります。

2025年2月24日 (月)

ブログ記事数1900記事達成

このブログも開始してから1900記事を超えました。
もう少しで2000記事です。とりあえず小目標としては2000。
もう少し先の目標としては3650記事を目指します。

2025年2月10日 (月)

資料的価値と市場的価値

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ロングセラーで売れ続けている2冊です。
売り切れとなってから再版希望のお声が多いのですが、
この2冊、資料的価値はありますが、市場的な価値は低いので
非常にコスパが悪く、赤字を回復できていません。
 
スポンサード等でご支援いただくか、単純に再版となると、
一冊5,000円くらいに値上げさせて頂ければできるのですが、
ご意見頂けましたら有難いです。

2025年1月21日 (火)

栃木県護国終戦80年特別企画イラスト展

令和7年7月28日~8月14日まで栃木県護国神社護国会館にて
終戦80年特別企画イラスト展『君は増産・僕は操縦』(仮)を奉納します。
日程は確定ですが、展示詳細はまだ決まっておりません。
これから煮詰めていく予定です。物販あり。
チラシとかも早めにOKをもらって作りたいです。

2025年1月15日 (水)

C105新刊

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C105新刊の通販を開始しました。Amazonは配送トラブルが多いため
現在の在庫限りで段階的に撤退し、順次お引越し予定です。
 
◆一式戦「隼」
『戦鳥』(下巻・陸軍篇)の分冊版。一式戦闘機「隼」の型式、
マーキングを全網羅。これ一冊で隼の全てがわかる。『戦鳥』には
未収録となった隼パイロット関利雄氏によるB-29撃墜証言
インタビュー収録。
https://ecs.toranoana.jp/tora/ec/item/040031213724
 
◆二式戦「鍾馗」
 戦鳥』(下巻・陸軍篇)の分冊版。二式戦闘機「鍾馗」の型式、
マーキングを全網羅。これ一冊で隼の全てがわかる。
https://ecs.toranoana.jp/tora/ec/item/040031213728

◆三式戦「飛燕」
『戦鳥』(下巻・陸軍篇)の分冊版。三式戦闘機「飛燕」
およびその派生型である五式戦闘機の型式、マーキングを全網羅。
これ一冊で飛燕の全てがわかる。『戦鳥』には未収録となった
飛燕パイロット竹田五郎大尉(戦後空将)による
本土防空戦記インタビュー収録。
https://ecs.toranoana.jp/tora/ec/item/040031213715
  
◆四式戦「疾風」
『戦鳥』(下巻・陸軍篇)の分冊版。四式戦闘機「疾風」およびその
派生型の疾風改など、型式、マーキングを全網羅。これ一冊で疾風の
全てがわかる。
https://ecs.toranoana.jp/tora/ec/item/040031213720

2025年1月12日 (日)

2025年もよろしくお願いいたします。

たくさんの年賀状とメッセージありがとうございました。
2025年もよろしくお願いいたします。
 
昨年、一親等の身内の不幸があり、ご挨拶は控えさせて頂きますが、
今年もどうぞ変わらぬお付き合いを下さいましたら幸いです。

2024年11月 6日 (水)

LRT鬼怒川橋梁

宇都宮LRT鬼怒川橋梁

冬コミ本の背景イラストができました。
宇都宮LRTの鬼怒川橋梁モチーフです。
 
画面左が宇都宮方面、右が芳賀方面です。
飛鳥城跡を出た車両です。
空のみ素材でアタリです。キャラクターが入ると
大きくカットしてしまうと思いますので、こちらのみでとりあえず
載せておきます。
  
※ロゴや車両の一部はイラスト向けに変更や色の調整をしています。
※こちらのイラストは素材利用できません

2024年11月 5日 (火)

調査依頼に関するお知らせ(再掲)

篠原です。
 
お陰様で多くの方がこちらのブログをご覧くださって、非常に多くの
反響・お問い合わせを頂きます。誠に有難い事でございます。

「遺族について調べてほしい」

「戦死した親族がどこの部隊にいたか知りたい」

「どこで戦死したか教えてほしい」

などといった問い合わせを特に多く頂く
状況でございます。

まずは よくある質問 をご覧ください
 
そして、大変心苦しいのです、調査には多くの時間とお金がかかります。
普段は別の仕事をしておりますので、ボランティア作業になってしまい
件数も非常に多く、ご期待に応えることが難しい状況でございます。
お詫びを申し上げます。
  
有料での調査・また調査のお手伝いは承っておりますが、
結果を保証するものではありません。
  
また、あつかましい話でありますが、
戦史の情報提供・内容の訂正指摘は逐次受け付けております。
特攻隊名簿につきましては、プログラマーさんに依頼して
おりますので、更新までお時間を頂く場合がございます。
 
勝手なお願いで恐縮ですが
何卒、ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。