地を這う飛行機「九九式襲撃機/軍偵」
九九式襲撃機/軍偵は地上兵力支援のための航空機で
地を這うように敵陣に侵入し襲爆撃、挺身偵察等を行う。
よって超低空飛行性能に特化している。
訓練では、固定脚の車輪が水しぶきをあげるほどに超低空で
川面を飛行し橋脚の下を潜るなど、映画やアニメでしか
見たことの無いような本当にそんなことができる飛行機
それが九九式襲撃機である。
元パイロット上野辰熊さんの回想によると
「隼など戦闘機は超低空では50メートルの高度維持が限度でしょう。
我々九九式襲撃機(九九襲)は武装して20メートル以下での
高度持続が可能でした。九九襲は両翼毎にスロットル調整が
できるので安定した飛行が可能でした。」
「訓練では、超低空を這って敵陣に侵入する戦法をやりました。
川面に沿って超低空で飛行するんです。これで機影は堤防の下に
入ってしまうから見えない。エンジンの音も堤防が壁になって上に
吹き抜けてしまいますから、敵に察知されず敵陣を強襲できるわけです。
橋の下を潜ることも容易だったと思います。」
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