« 2017年8月 | メイン | 2017年10月 »
---------------------------------------------------------------------------------
---------------------------------------------------------------------------------
10月15日 戦争体験講演会
茨城県小美玉市~吉田さん、河原井さん、田中さん
10月15日は茨城県の小美玉市で講演会です。
九七式飛行艇・二式大艇パイロット、吉田さん
104歳の元陸軍兵士でシンガポール攻略からインパール作戦まで従軍された
河原井さん、彗星の田中三也さんが1時間ずつ、講演します。
11月19日 京都で戦争体験者のお話しを聞く会
京都霊山護国神社~大野徳兵衛さん
11月19日(日曜日)に京都の霊山護国神社で
彗星艦爆パイロット、大野徳兵衛さんのお話し会があります。
この方の急降下ダイブと特攻の話は絶対に聞くべきです。
11月19日の予定を空けてお待ちください。
遠くても京都まで来る価値は絶対にあります。
11月19日 あなたに伝えたいこと~90歳を越えた元兵士より
越谷コミュニティセンター~田中三也さん
関東方面の方は、
同日、11月19日、埼玉県の越谷で
同じく彗星(二式艦偵)偵察員田中三也さんが講演します。
敵艦隊のど真ん中に飛び込んで挺身偵察された記録は
既に歴史の一頁となりつつある、田中三也さん。
この日は、戦争の悲惨さと平和の尊さについて
お話しされます。関西までは遠い、という方はぜひこちらへ。
御製(ぎょせい)
戦ひにあまたの人の失せしとふ島緑にて海に横たう
皇后陛下御歌(こうごうへいかみうた)
逝きし人の御霊かと見つるパラオなる海上を飛ぶ白きアジサシ
水戸二連隊ペリリュー島慰霊会では、
ペリリュー島玉砕の日に近い勤労感謝の日(11月23日)
水戸の茨城県護国神社にて慰霊祭を行っています。
毎回、冊子を発行するのですが、必ずパラオにまつわる
歌を掲載しています。少し、こちらで紹介します。
身にあびる歓呼の中に母ひとり旗をもふらずに涙ぬぐり居り
(ペリリュー島で玉砕した一兵士の母のうた)
馬車の鈴別れし満州春残し
(中川ミツエ)
雛まつり往きにし人をふと思ふ
(中川ミツエ)
こちらは
中川州男大佐の妻、中川ミツエさんの歌です。
陸軍より下令あり、第十四師団が
満州よりパラオペリリュー島の守備に行くのが
3月でした。
私は間違っておりました。ノモンハンのエース
篠原弘道少尉のお墓が宇都宮市内に存在することがわかりました。
それを知って早速、篠原少尉のお墓参りに行ってきました。
以前、私は篠原少尉のお墓は無いと書きましたが
https://soranokakera.lekumo.biz/tesr/2015/03/post-e10c.html
遺族ではない、ある方がお墓を建ててくれていたのです。
こうしてお目にかかれるとは
感激感涙であります。
当時、国民的英雄だった篠原の戦死の報せが日本中にメディアで伝わり、
普段、停車しない雀宮駅に特急列車が停車しました。
あれから78年、すっかり風化してしまったものと思っていましたが
こんなにも立派なお墓が、ある方によって、残されていました。
詳しくは、後ほど記事を加筆修正します。
もうすぐ完成する、竹田五郎さんの本です。
この物語は、戦時中は勿論、終戦とともに翼を失った旧陸海軍のパイロット達が
焼野原から再起して航空自衛隊を築き上げる記録であります。
記述は支那事変までさかのぼり、
桂林爆撃と在支米軍フライングタイガースとの空戦、
トーキョーローズ追撃、高度1万メートルB-29邀撃戦、飛燕戦闘機隊の戦友の思い出
震天制空隊、喜界島上空迄の特攻機掩護、五式戦対コルセア
竹田さんは終戦ともに全てを失い、バラック小屋で寝起きをし、
進駐軍相手に商売をしておりました。元陸軍大尉と雖も、貧困を極め
その日暮らし、もうだめかと思うことが何度もありましたが、
遂に日本空軍復活の報せを聞いて真っ先に手を上げたのでした。
航空自衛隊黎明期には
旧陸海軍パイロットが大勢登場します。隼のエース
黒江さん、ブルーインパルスの創設者の長澤さん、月面着陸を見て
月に行きたいと言った稲田さん、ジェット戦闘機の黎明期に殉職された
小林さん、天野さん、指宿さん、中村さん
東京オリンピック、はじめての超音速飛行、米ソ冷戦、国境線での凌ぎ合い
ミグ戦闘機函館へ強行着陸、ベレンコ中尉亡命事件、雫石事故
基地司令官時代、過激派左翼との戦い、統合幕僚長時代、
などなど、
ほとんど取材が終わっていて、いま最後の文章をまとめる作業なのですが・・・
仕事と同時並行なので、なかなか進まず、それでもなんとか
飛燕復活の来年3月には発売したいと考えています。
肝心のタイトルが思いつかないので募集します。
こちらにアップしたビジュアルと「蒼穹の燕」は仮のものです。
「永遠のゼロ」「君の名は」的なシンプルかつ
ヒットが見込まれそうな文言を、ぜひお願い致します。
よろしくお願い致します。
現在までにお寄せ頂いた候補
『敗者の空』トボトボ機械様
『蒼空の防人』ふらんか~様
『テイクオフ』ふらんか~様
『暁への離陸』T.K様
『碧空』siesta(シエスタ)様
『折れない翼』神長勇次郎様
『銀翼の足跡』金澤様
『荒鷲からイーグルへ』金澤様
『蒼い空 守る翼 はばたく想い』トシ様
ありがとうございます。
まだまだ募集中であります。
降っては沸くグッドアイデアに押し
つぶされそうな今日この頃であります。
やりたいことは山ほどあるのですが、
形にする金が無い!万年モットーです。
さてさて、
2019年から元号が変わるのはご承知の通りと思います。
カレンダー業者さんは
「早く元号を発表してくれないと印刷できない!」
と怒ってますが・・・
我がアトリエでも、年度カレンダーというのを作成中です。
平成30年4月はじまり、元号が変わりXX元年3月終わりなので
どのように記載しようか迷ったのですが、ここはあえて、糸川博士から
教わった逆転の発想。空欄にしておけばいいのです。
結論!各々、書けばいいじゃない。
手書きすれば、漢字も覚えるし、元号が変わったと実感できるし
節目の年が、記憶にも残る。いいことばかりです。デメリットなんてひとつもない。
所沢航空発祥記念館常設展示の
ノースアメリカンT-6テキサン練習機。
航空自衛隊の練習機として使用されました。
先日撮影してきました。名機です。
映画『トラ!トラ!トラ!』では
このT-6テキサン練習機を零戦そっくりに改造したレプリカ機で
撮影がされました。
アメリカ本土では現在も飛行可能でありまして
そのレプリカ零戦が、航空ショーに登場します。
航空ショーは毎度、ちょっとしたお芝居というか、
シナリオが用意されていて、お客さんはこれを楽しみにしています。
最初に悪役である日本の零戦が奇襲攻撃をかけます。そこへ
正義のアメリカ軍の飛行機(P-51やF4Uなど)が駆けつけて
全て撃ち落して(この場合、零戦が煙を吐くという演出がされます。下の画像参照)
めでたしめでたし、といったストーリー構成となっています。
日本の水戸黄門とか暴れん坊将軍と同じ、毎度おなじみの展開です。
黄門様が斬られることが絶対ないのと同様に、零戦が勝つことは絶対に無いので
アメリカの方々は安心してご覧頂ける内容となっております。
零戦は悪役ではありますが、アメリカの方々は、胴体に描かれた日の丸には
最大限に敬意を払ってくれています。あくまでショーなのです。


Copyright Raimundo79 / Shutterstock.com