ふぐ
ニューデイズにこんなの並んでたからびっくりです。
豪華なお昼ごはん。これほどふぐを気軽に食べられるように
なるとは、時代が変わりました。感慨深いものがあります。
昔の人は、ふぐの魅力とスリルを絶妙な言葉で伝えています。
・河豚(ふぐ)は食いたし命は惜しし
・河豚食う馬鹿に河豚食わぬ馬鹿
・河豚汁や鯛もあるのに無分別
一つ目の句はそのままの意味です。
二つ目は、ふぐを命を賭してまで食う者も愚かである、一方で
ふぐの毒を恐れて食わない者も人生損している、という意味。
三つ目は芭蕉の句です。鯛という魚があるのに、なんで、わざわざ
危険を冒してふぐを食うのか。
これも有名なエピソード
昭和天皇は「一度でいいからふぐが食べてみたい」と
御所望だったそうですが、侍従から固く禁じられており、
その夢は最後まで叶う事がありませんでした。
少し切ないお話しです。
庶民の私が
ありがたくふぐをいただく、今日この頃。
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