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2016年5月26日 (木)

願ってやまず

先日、お目にかかったのは第55戦隊の飛燕のパイロット
A少尉のご遺族でした。A少尉の

第55戦隊は第244戦隊とともに知覧の防衛と
特攻機の掩護を担った部隊です。
 
昭和20年、A少尉は知覧上空で、空襲にやってきた
シャングリラ隊のシコルスキーコルセアF4U-Dを2機撃墜後、
さらに体当たりし、結果的に3機を撃墜しております。
 
体当たりののち、A少尉は落下傘降下に成功しましたが
それを見ていた僚機米軍パイロットも
頭にきたのでしょう。
降下中を狙い、落下傘を切断。少尉は地上に激突戦死したようです。
市街地上空だったため、目撃者が多くおりました。
 
ご遺族はなぜ落下傘を切断したのか、また
最期の瞬間何を思っていたのか、そればかりを考えているようでした。
戦争ですからね・・・としか私は申し上げられませんでした。
 
しかしながら、こうして70年経過した今も
武勲を讃え、後世に語り継ぐことを大切になさっています。
そうした思いを誰もが忘れず、ずっと残していきたいと
願ってやみません。

コメント


お身体の具合はいかがですか?
近々、アンガウル島においでになられるのですね。
体調にお気をつけ下さい。

5月3日に元零戦搭乗員の原田要さんがお亡くなりになったのですね。
涙を禁じえませんでした。
先の戦いを経験された方が、本当に櫛の歯が抜ける如くお亡くなりになられ、ご高齢ゆえ致しかたないと言えばそれまでですが、本当に悲しくなります。
有り難うございましたの気持ちでいっぱいです。


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