ディアゴスティーニの紫電改がちょっと違うかも
2月9日に創刊されたディアゴスティーニ「第二次世界大戦傑作機」
初回は紫電改ということで早速購入しました。しかし資料集を見てみると
鴛淵孝大尉の機体(343-45号機)の帯が赤になってます。
この件は、だいぶ前に定説が覆されており
鴛淵機の帯は白だったという説が有力です。
合わせて元来、赤い帯は存在しなかったといいます。
プラモデルのパッケージもそうなのですが
大方、赤で塗られてしまっています。
第343海軍航空隊の戦闘機隊は戦闘301、戦闘407、戦闘701と
3つの飛行隊から編成されていました。(このほかに彩雲を用いた
偵察第4飛行隊と、紫電で成されたの訓練部隊401飛行隊があります)
戦闘301飛行隊の菅野直大尉の機体(343-A15と343-A24号機)は
ともに黄色の帯で有名ですが、同じ飛行隊の列機まで黄色だったかと
問われると、ちょっと確証がありません。
戦闘407飛行隊の林喜重大尉は白で間違いなさそうで、
そして件の鴛淵飛行隊長の戦闘701飛行隊のみ、少し
マーキングの例が変わっていたようです。
歴史は様々な考察あって然りですし、
模型は気に入った好きな色で塗装するのが一番なのですが
参考になればと思います。
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>元来、赤い帯は存在しなかったといいます<
元、第343海軍航空隊、御存命の方が仰っているのでしょうから間違いなかったでしょう。
飛行機に詳しくない私でも菅野直大尉の機体、特に「343-A15」は機体番号を見ただけで分ってしまいます。
まあ、プラモデルで個人で楽しまれる分には何色に塗ろうとかまいませんが、物販で世の中に出す物でしたらしっかりお調べになって出すべきだと思います。
要は、たとえ飛行機といえど歴史といえど間違いは間違いと正すべきではと思います。
投稿: | 2016年2月10日 (水) 11:44