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2016年9月18日 (日)

中国の影響著しいパラオ

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パラオ・コロールの街がチャイナタウンのようです。(平成28年9月中旬に撮影)
街も殺到する中国人観光客であふれ、パラオ特産の
シーフード(特に蟹)も全て中国系レストランが
買い占めてしまうため、価格が高騰し品薄状態になっています。
 
どこへ行っても中国人のお客さんが多い!
 
バベルダオブ島には次々中国資本によるコテージが
建設されています。
 
また、バベルダオブにはこれまた中国資本がゴルフ場を建設予定で、
パラオに大きな変革の波が押し寄せてきています。
 
パラオと中華人民共和国は国交がありません。パラオは
台湾(中華民国)を国家と認め、親密な関係を築いてきました。
 
数年前、中国の密漁船とパラオ沿岸警備隊による
銃撃戦により双方に死者が出ており、関係は
冷え込んでいましたが、経済的な結びつきは
増加の一途です。
 
パラオは外国人の土地の所有は認められていませんが
地主や地方政治家に多額の金額を提示し土地の供与で
開発を推進しています。

 
これに危機感を持って接するパラオ人も多いのですが
お金に目がくらんで前が見えなくなっているパラオ人も
多いのも然りです。
 
純粋なパラオ人の人口は一万人。世界の規模から
考えれば、経済的面から乗っ取ってしまうのは簡単なのです。

あるパラオ人は言いました。
「大きな建築物が見たいなら、日本でもアメリカでも行けば良い。
ここはパラオ。ありのままの大自然が一番の観光資源だと、
全然わかってない。みんなお金大好き。だから私、ゴルフ場建設と
徹底的に戦います」
 
美しい海と緑さえあれば、観光客のわがままに
媚びる必要は無いのです。パラオ本来の良さがどんどん失われている。

パラオ人はどうか目を覚ましてほしいと思います。

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