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2014年8月 8日 (金)

天狗鼻望楼台「バルチック艦隊見ユ!」

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天狗鼻望楼台へ

薩摩川内市の天狗鼻にある
天狗鼻望楼台(てんぐばなぼうろうだい) へ行ってきました。
かなり外れた場所にあるので時間がかかりますが見る価値は充分にあります。
 
川内原発からさらに西へ、 車一台がやっと通れる細い林道を走ること30分
車をとめて、さらに山道を20分歩きます。
この望楼台には歴史の重みがあります。
 
ここから対馬沖へ向かうバルチック艦隊を監視
ここから北上するバルチック艦隊を監視していたのですね。
その後、有名な日本海戦で東郷元帥率いる連合艦隊と
対峙します。
 

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保存状態の良い110年前の建造物!! 
それにしても、明治33年に完成、運用されたということは
110年以上前の建造物ということになりますが
レンガ造りの望楼台はこんなにも頑丈で、感動しました。
木も腐らないんですね。

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展望がよく気持ちが良いです。猫の横顔に似た岩があります。

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こちらは潜水艦に似た岩。岩場で漁をしています。

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薩摩川内市・天狗鼻望楼台(てんぐばなぼうろうだい)概要
ここ天狗鼻は、北は天草、南は野間岬、西は甑島(こしきじま) が望める
見晴らしの良い場所で、江戸時代にも見張り台が置かれていたと
いわれています。明治28年(1895)の日清戦争終了後に日本海軍は
国内の要所に沿岸防備のための望楼台 を設けました。
ここ天狗鼻に設置されたのもそのひとつで 日露戦争時には海軍兵が常駐し、
バルチック艦隊の北上を監視していました。 鹿児島県内には
ここ天狗鼻(常設)、下甑島の釣掛崎(仮設)佐多岬(常設)三か所設置され、
現存するのはこの天狗鼻のみです。 また国内で現存するのは、
ここ天狗鼻と北海道宗谷岬の大岬旧海軍望楼台の2ヶ所のみです。
竣工明治33年3月30日、運用開始同年8月20日 廃止明治38年10月19日
(日露戦争終結による)佐世保鎮守府所属 海上監視、通信、気象観測を担う。
望楼手ほか4人(戦時中増員)

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コメント

薩摩川内にも来られたのですね。仕事場が薩摩川内市内です。天狗鼻にこのような見張り台があったとは知りませんでした。知らない事ばかりです。ちなみに潜水艦のように見える岩は通称「鴨瀬」だと思います。釣り人が瀬渡し船で渡り釣りをしていると思います。過去に一度だけ行った事があります。

桑原様

「鴨瀬」ですか。ありがとうございます。
地元の方に尋ねると、次々に新しいことが分かって楽しいです。

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