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2019年4月20日 (土)

ブログでは初めて書きます

飛行機関連本が新しくできると、私は
昔の恋人のお墓参りに行きます。
 
彼女は飛行機が大好きで、いつも空を見上げていました。
 
下ばかり見ていた歩いていた私に、
空を見上げるきっかけをくれたのが彼女でした。
 
彼女は特に大戦機に傾倒していて、私に
紫電と紫電改の違いを教えてくれたり、
二重反転プロペラの素晴らしさを語ってくれたり
していました。
 
彼女が飛行機好きだったから、私も好きになり
現在に至ります。
 
彼女が突然の事故でこの世を去ってしまったのが、
数年前です。まだ20代でした。
死ぬとわかっていたなら、もっと優しい言葉をかけていたのに、
とか、後悔は絶えません。
 
一人、残された私は、彼女の空への想いを
ひとつ、ひとつ拾い集めるように、生きてきました。
二人で飛行機の話ができないのは寂しいです。 
悲しさも限界を過ぎると、感じる事が鈍くなる代わり、
心から嬉しいと思えることも、
少なくなったような気がします。
 
置いてけぼりにされた、一人の時間が
とても長く、辛いのです。
 
受け継いだ飛行機を描く(書く)執念や楽しさはありますが
生きる事への執着が薄いのも、同時にあらわれる気持ちです。
 
こんなことを言うのはいけないとわかっているのですが
40歳まで生きるとして、それでも
一年、一年が、とても長いんです。
早く会いたいんです。
 
生き残った者の使命とか仰る方もあるでしょうけど
まだ数年しか経ってないので
毎日、強い孤独感と戦っておりまして、
この戦いに負けないように、ただただ耐えて
頑張る最中なのであります。

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