流星改
艦上攻撃機「流星」を描きました。
「流星(改)」とも呼びます。
愛知航空機はそれまでの主力だった彗星と天山、すなわち
艦爆・艦攻を統合し、急降下爆撃と雷撃が可能な艦上攻撃機を
開発しました。傑作機「流星」または「流星(改)の登場です。
彗星との馬力の違いを艦爆パイロットの小瀬本氏が書いていますので
一部を紹介します。大村と木更津の流星飛行隊は
艦爆・艦攻混成のパイロットから成りました。 スロットルレバーを徐々に前へ倒し全開にする。
乗機はスピードを増して滑走を始めた。
物凄いスピード感である。
飛行場の地面が矢のように走った途端サッと
飛ぶように後方へ流れ去る。
一瞬目が回るような錯覚に陥った。こんな現象は今まで何千回と
行う離陸操作では無かった事であった。
操縦桿を軽く引くと機は地面を蹴って
大空へ飛翔した。
脚が収まると、グーンと前方に引き付けられるように
スピードが増しぐんぐん上昇を続ける。
彗星より軽快に上昇。
彗星より遥かに操縦性能は優れていた。
『艦爆一代』より
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