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2017年10月 7日 (土)

八九式重擲弾筒

八九式重擲弾筒

八九式重擲弾筒


八九式重擲弾筒(はちきゅうしきじゅうてきだんとう)の図解。
パラオで玉砕されたある少尉さんのご遺族より拝受しました。
 
外見のみ描かれた図は数多くありますが、内部構造まで
描かれたものは初公開かな?と思います。
 
八九式重擲弾筒は歩兵の分隊単位で配備されました。
いわゆるグレネードランチャーで、八九式榴弾と呼ばれる
専用の弾薬か、手榴弾に噴進器と呼ばれるアタッチメントを
取り付けることで、手投げよりも遠くに打ち出すことのできる
ポピュラーな火器です。
 
こうして拝受した資料が我が家に数多く眠っているのですが
なかなか整理できず追いつかない状況にあります。
 
この書類の残された少尉さんは兵隊叩き上げの少尉でした。
現在でいうところのベテランの中間管理職であります。
火器の扱いはもちろん、
飯の炊き方から、洗濯の仕方、新兵の教育方法など
多岐に渡りマニュアルがあります。
陸軍の小隊単位での運用方法が実に細部まで書かれていて、
時間をかけて研究したら、斬新かつ、素晴らしいものができそうです。
私は今のところ、手一杯ですので、
研究したい方がいましたらぜひお問い合わせください。

コメント

おお、自衛隊の方にも戦史研究の部署がありますから、そういった資料は欲しいでしょうし、持っていないかもしれませんね。

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