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2016年3月 1日 (火)

捨てられなかった札束 濁流にのまれた慰安婦

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戦友会でも慰安婦の話題になったことがあります。
もっと確信に迫る話しがあるのですが、今回は証言の一端を紹介します。
  
K曹長の話
「濁流を渡河する徹底路において、日本兵と一緒に逃げる女性(慰安婦)を見ました。
よく見れば頭の上に大きな荷物を乗せているんです。少しでもバランスを崩せば
濁流に飲み込まれて一貫の終わりですよ。それでも両手で必死に頭の荷物を
押さえているので、縄につかまることさえ出来ません。その荷物、
捨てろ!捨てろ!と叫んだんですが、女性は捨てませんで、今にも濁流に
流されそうでした。その頭に抱えている荷物、良く見れば、大量の
お金、札束(軍票の束)
なんです。慰安所で稼いだものだと思いますが、
死んでしまってはおしまいですから
何度も捨てろと言い聞かせました。
それでも聞かず、最後は濁流に呑みこまれて
いきました」 
 
Y上等兵の話
「当時、私の月の給料は戦時加算がついて24円50銭でした。
ところが、その慰安婦と呼ばれる女性たちは1万円も2万円も
持っていたことに驚きました。
 
いわゆる慰安婦はもとは貧困で身を売ることしかできなかった
家の娘がやむなく行っていた。このエピソードはとても悲しいものだが
稼いだお金を命がけで故郷へ持ち帰ろうとしていたものなのかも、しれない。


慰安婦についての証言はまだまだあります。
続きます。

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