ペ島の桜を讃える歌
この曲はペリリュー島在住のパラオ人が日本兵の武勲を讃える
ためつくってくれた曲です。パラオ人が作ったという点に歴史上
非常に意義深いものがあります。
ペ島の桜を讃える歌
作詞:オキヤマ・トヨミ、ジョージ・シゲオ
作曲:トンミ・ウエンティ
一
激しく弾雨(たま)が降り注ぎ
オレンジ浜を血で染めた
兵(つわもの)たちはみな散って
ペ島はすべて墓となる
二
小さな異国のこの島を
死んでも守ると誓いつつ
山なす敵を迎え撃ち
弾撃ち尽くし食料(しょく)もない
三
将兵(へいし)は桜を叫びつつ
これが最後の伝えごと
父母よ祖国よ妻や子よ
別れの桜に意味深し
四
日本の桜は春一度
見事に咲いて明日は散る
ペ島の桜は散り散りに
玉砕れども勲功(いさお)は永久(とこしえ)に
五
今守備勇士(もののふ)の姿なく
残りし洞窟(じんち)の夢の跡
古いペ島の習慣で
我等勇士の霊魂(たま)守る
六
平和と自由の尊さを
身を鴻(こな)にしてこの島に
教えて散りし桜花
今では平和が甦る
七
どうぞ再びペリリューヘ
時なし桜花(さくら)の花びらは
椰子の木陰で待ち佗びし
あつい涙がこみあげる
八
戦友遺族の皆さまに
永遠(いついつ)までもかわりなく
必ず我等は待ち望む
桜とともに皆さまを
こんにちは。
緑のお墓とともに心に響く詞と曲です。
曲を聴きつつ詞を読んで、しばらく涙がながれてぼさーっとしてしまいました。
パラオの皆様に、心から感謝。
投稿: アガタ | 2015年1月13日 (火) 17:56
アガタ様
ありがとうございます。
これをパラオの方が作ってくれたと思うと涙なしには語れません。
パラオの人たちも戦争で自分たちの島が滅茶苦茶なり
大変な思いをされたのに、こんなにも日本人を思ってくれている、感謝です。
投稿: 篠原 | 2015年1月17日 (土) 14:42
はじめまして。緑の島のお墓をニュースの特集で紹介していて調べるとこちらの曲を見つけ、すごく感動しました。
戦時中、いろいろなことをして嫌われていた日本を愛してくれてるなあって少し思えるような歌詞だと思いました。許されることではないのですが。ぺリリュー島では玉砕を禁止する命令が出たというお話も聞きましたが……。
緑の島のお墓の歌い手さん、見つかるといいですね。
歌ってみたいと思うのですが録音機器がありませんし何より勇気もないです(^^;
本当にこの曲たちに出会えて良かったと思いました。
投稿: 慧乃葉 | 2015年3月21日 (土) 15:18
慧乃葉様
はじめまして、ありがとうございます。
これは日本人でなく、パラオ人の作ってくれた曲なので
歴史上たいへん重要なものだと考えています。
緑の島のお墓は涙がでるほどです。これほどまで日本人を想い守ってくれているのに
我々日本人はパラオを大切にできているだろうか?と感じてしまいます。
玉砕禁止命令は水もなく飢えた状態で苦しい状態でした。
村井少将は「もう玉砕させてほしい」と訴えましたが、
それでも辛抱して最後まで戦えと指示しなければならなかった
中川大佐も苦しかったでしょうね。
投稿: 篠原 | 2015年3月25日 (水) 11:32
鹿児島在住です。パラオと縁ができて、そして一度行ってみたいとなり、行く前に歴史の勉強でペリリュー島に繋がり、実際慰霊にいくべきと先週いって参りました。また緑の島のお墓を本ページから音源も聞いて感銘し、さらに何故この歌がうまれたかも勉強して心に強烈に響きました。
今度日本から音楽演奏家例え1名でも一緒にいって、この音と歌を奏でて英霊の慰霊と、この歌と
つくった夫妻に献げる事ができればと思っております。この音源cdをもちろん購入するのでいただけないでしょうか?
投稿: 黒木猛 | 2022年11月21日 (月) 19:44