« 陸軍航空審査部飛行実験隊 | メイン | もうすぐ完成 »

2018年1月17日 (水)

錬成飛行隊

Rensei1

第1錬成飛行隊/戦闘機隊(紺第520)
使用機種 一式戦闘機(隼)、四式戦闘機(疾風)
 
昭和19年7月31日相模において編成。
一式戦、四式戦により錬成教育を実施

 
◆歴代飛行隊長
内徳隆幸少佐、江原英雄少佐
 
-------------
第2錬成飛行隊/戦闘機隊(宙第521)
使用機種 一式戦闘機(隼)
 
昭和19年7月22日、京城において編成。
一式戦により錬成教育を実施。
20年5月27日水原飛行場に移駐
 
◆歴代飛行隊長
高梨辰夫少佐、泊重愛少佐、渥美二郎少佐
 ------------
第3錬成飛行隊/戦闘機隊(誠第522)
使用機種 二式複座戦闘機(屠龍)
 
昭和19年4月28日、滋賀県八日市において編成
6月15日八日市出発、6月24日台中着。
7月20日台中出発桃園着。二式複戦により特操第一期生の錬成教育を実施。
10月10日~10月17日間台湾並びに南西諸島に於ける防衛戦闘に参加。
12月23日転地訓練のため桃園出発同日彰化着。
20年5月21日桃園着20年3月26日~6月20日台湾並びに南西諸島に於ける天号航空作戦参加
 
◆歴代飛行隊長
山下美明少佐、杉本明少佐、永岡良一少佐
------------
第4錬成飛行隊/戦闘機隊(羽第16634)
一式戦闘機(隼)
 
昭和19年、5月30日新京にて編成。
19年6月15日新京出発6月18日三江省佳木斯着第七、八、九幹部候補生(転科)
特別操縦見習士官第一期生等を一式戦により錬成教育を実施。

一部は9月18日浜江省平房着10月20日深井子に移駐、11月末北飛行場移駐、
12月4日特別攻撃隊玄武隊編成出陣。

20年3月一部原隊より佳木斯に分遣。20年6月分遣隊佳木斯より老連に移駐
奉天に移動中、一部ハルピンにおいて終戦。主力は終戦と同時に
奉集堡に集合。隊長、林少佐以下要員三百名は捕虜でなく
軍人として処遇され、中国共産党軍が選抜した中国軍人に操縦、整備の教育を
牡丹江周辺にて実施。中国共産党空軍の発展に寄与。
 
◆歴代飛行隊長
石川貫之少佐、林弥一郎少佐
----------
第5錬成飛行隊/戦闘機隊(隼第16635)
使用機種 一式戦闘機(隼)、九七式戦闘機、三式戦闘機(飛燕)
九八式直接協同偵察機、九九式軍偵察機

 
19年5月編成。6月26日空中部隊主力孫家飛行場出発6月27日南京大校飛行場着。
7月下旬一部を抗州飛行場に派遣、教育の準備。
9月下旬南京本隊に復帰、10月上旬一部を徐州に派遣。
20年1月26日徐州派遣隊は西郊派遣隊となる。
1月30日西郊派遣隊は南苑に到着。2月1日主力河北省揚村に到着
◆歴代飛行隊長
野口伍郎少佐、杉本明少佐
--------------------
 
第6錬成飛行隊/司偵隊(空第523)
百式司令部偵察機(新司偵)
 
昭和19年7月31日兵庫県三木にて編成。錬成実施。

◆歴代飛行隊長
羽根俊平少佐、角田雄三少佐
-------------------
 第7錬成飛行隊/司偵隊(昭第18432)
使用機種 九七式戦闘機、九八式直接協同偵察機、三式戦闘機(飛燕)、九九式襲撃機

19年6月台湾屏東において編成。7月14日高雄出発7月19日マニラ上陸デルカルメンに展開。
9月21日マニラクラークフィールド上空戦闘に参加。
10月17日マニラ港出発11月3日シンガポール上陸。ビルマタボイ飛行場に展開。
20年5月20日飛燕戦闘隊編成に着手、スマトラ島パレンバンに於て編成完結
 
◆歴代飛行隊長

内田源次郎大尉(戦死)、近藤明邦少佐
---------------
第8錬成飛行隊/戦闘機隊(昭第18433)
使用機種 四式戦闘機(疾風)
 
昭和19年5月31日会寧において編成。8月シンガポールに移駐。
9月23日佛印サイゴンに移駐。20年1月13日第五飛行師団指揮下に入る。
8月1日サイゴンにて高戦闘隊編成。8月8日コンポンクーナンに移駐、
同地区にて反攻邀撃々破作戦に従事
◆歴代飛行隊長
中野猪之八少佐、仲光博文少佐

-------------------
第9錬成飛行隊/戦闘機隊(富第11080)
使用機種 一式戦闘機三型(隼)

19年ビルマ、メイクテイラにおいて編成
6月9日メイクテイラ出発、シンガポール経由7月スマトラ島ラハト着。

7月10日~12月15日同地に於て、反攻邀撃作戦に参加。錬成教育に従事。
20年1月25日パレンバン英機動部隊来襲邀撃戦闘。
5月28日ラハト発パレンバン着
◆歴代飛行隊長
勝村五郎少佐(戦死)、高野国彦少佐
-------------
第10錬成飛行隊/戦闘機隊(空第524)
使用機種 四式戦闘機(疾風)、一式戦闘機三型(隼)

19年11月30日京都府由良において編成。
錬成教育を実施。併せて京阪神地区防空哨戒に従事

◆歴代飛行隊長
三宅輝彦少佐、奥山清蔵中佐
---------------
第11錬成飛行隊
使用機種 三式戦闘機(飛燕)
 
昭和19年11月30日、目達原において編成。
特別操縦見習士官の錬成教育。

特別攻撃隊を編成、並びに北九州八幡地区防空哨戒に従事
◆歴代飛行隊長
山口栄少佐成飛行隊/戦闘機隊(空第525)
---------------
第12錬成飛行隊/戦闘機隊(宙第526)
使用機種 二式複座戦闘機(屠龍)、一式双発高等練習機
 
19年京城金浦において編成。10月9日群山に移駐、錬成教育を実施。

20年5月15日群山出発。5月17日新義州着、錬成教育
◆歴代飛行隊長
三浦敏威少佐、中井清少佐、田中芳蔵少佐
--------------
第13錬成飛行隊/戦闘機隊(羽第16663)
使用機種 一式戦闘機(隼)、四式戦闘機(疾風)
19年9月15日満洲公主嶺において編成。11月10日一部新京に移駐、20年
4月5日主力新京に移駐。
錬成操縦訓練を実施。
7月20日主力公主嶺に移駐、一部孤店子に展開。
8月9日出動準備。20年8月10日空中勤務者を含む百数十名開原に移駐、
8月12日興安南省五叉溝方面に攻撃。8月13日トウ南にて戦車部隊を攻撃。
8月14日老爺廟および白城子北方にソ連機械化部隊攻撃のため進撃
◆歴代飛行隊長
田口長蔵少佐、大高勲少佐
---------------
 第14錬成飛行隊/戦闘機隊(羽第16664)
使用機種 一式戦闘機(隼)
  
19年8月20日満洲龍江省衛門屯において編成。
◆歴代飛行隊長

野口久七少佐
-------------
第15錬成飛行隊/司偵隊(昭第11092)
一式双発高等練習機、百式司令部偵察機(新司偵)

19年11月30日マレークアラルンプールにおいて編成着手。
スマトラ島クアラに移駐編成完結。

錬成教育実施並びに英機動部隊の海上捜索警戒に任ず
◆歴代飛行隊長
佐藤繁雄少佐
------------
第16錬成飛行隊/(富第11095)
使用機種 不明
 
19年7月25日シンガポールにおいて編成。
  
◆歴代飛行隊長
佐々木茂少佐
------------
第17錬成飛行隊/戦闘機隊(昭第11093)
使用機種 一式戦闘機(隼)、三式戦闘機(飛燕)
 
19年10月3日、シンガポールにおいて編成。
特別操縦見習士官錬成教育の実施と共に警備に任ず。

12月21日ボルネオ島ミリ上陸、同地の防衛に従事。
20年3月1日ミリ出発3月12日シンガポール上陸同地の防衛に従事
◆歴代飛行隊長
榊政行少佐、井上重俊少佐
-------------
 第18錬成飛行隊/戦闘機隊(昭第11094)
 使用機種 三式戦闘機(飛燕)
 
19年10月30日ジャワ島バンドンにおいて編成。
20年4月スマトラ島パレンバンに移駐。
5月25日第七錬成飛行隊と共に飛燕戦闘隊を編成、
パレンバンの防空に任ず

◆歴代飛行隊長
原強少佐、山下一助少佐、近藤明邦少佐
--------------
第19錬成飛行隊/戦闘機隊(隼第17327)
使用機種 一式戦闘機(隼)
 
昭和19年10月7日河北省南苑において編成
10月2日河北省唐山に前進。同地附近警備勤務並びに要員教育に従事。

10月14日~20年2月3日大場鎮派遣隊を編成。
19年12月1日~20年8月14日錬成教育を実施
◆歴代飛行隊長
下村義雄少佐
------------
 
第22錬成飛行隊/戦闘機隊(羽第16664)
使用機種一式戦闘機(隼)
 
19年8月20日龍江省衛門屯において編成第十四錬成飛行隊を改編。

0月3日公主嶺に移駐、11月5日本隊三十里堡移駐、分屯隊奉天省熊岳城に移駐、20年7月20日綏化へ移動、本隊分屯隊合流。
20年8月10日綏化より東豊に移駐。8月13日四平へ移駐
◆歴代飛行隊長
野口久七少佐、笠村諭少佐
------------
第23錬成飛行隊/襲撃機隊(宙第527)
使用機種 九九式軍偵察機
 
昭和20年1月31日平壌において編成
第十三教育飛行隊を改編。錬成教育を実施

◆歴代飛行隊長
西ヶ谷武夫少佐
--------------
第24錬成飛行隊/重爆機隊(空第528)
使用機種 不明 
 
19年12月31日
浜松において編成。第五教育飛行隊を改編。
熊谷稜威原飛行場に移駐。重爆の錬成教育を実施
◆歴代飛行隊長
大島良三少佐、桑原七郎少佐

 -------------
第25錬成飛行隊/重爆機隊(宙第529)
使用機種 不明
 
19年12月27日咸鏡南道宜徳において編成。
第五教育飛行隊を改編。熊谷稜威原飛行場に移駐。
重爆の錬成教育を実施

◆歴代飛行隊長
大島良三少佐、桑原七郎少佐
-------------
第26錬成飛行隊/戦闘機隊(富第11097)
使用機種 不明

20年2月28日
ジャワ島マランにおいて編成
  
◆歴代飛行隊長
不明 

-----------
第27錬成飛行隊/襲撃機隊(昭第11098)

使用機種 不明

昭和20年2月28日、
マライケダー州ケチルにおいて編成。
◆歴代飛行隊長
不明 

-----------
第28錬成飛行隊/重爆機隊(昭第11099)

使用機種 不明
 
20年2月25日
マレーイポイにおいて編成。
◆歴代飛行隊長
不明 
 
以上

コメント

軍令陸甲第94号 在外地陸軍航空教育部隊編成、復帰要領 昭和19年7月25日 陸軍省調製
(レファレンスコード C14010695800) 附表第二其三

第36教育飛行隊(戦闘)→第26錬成飛行隊(戦闘)
第38教育飛行隊(空挺)→第28錬成飛行隊(重爆)

コメントを投稿