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2017年12月16日 (土)

神雷部隊佐伯正明さんのお話し

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神雷部隊の桜花搭乗要員、佐伯正明さんにお目にかかり、
お話を伺いました。
 
神雷部隊は、一式陸攻にロケット特攻機「桜花」を吊り下げて
必死の特別攻撃を敢行する飛行隊です。
 
桜花のパイロットは特攻作戦の前に、K-1と呼ばれる桜花の練習機を用いて
一度だけ訓練を行います。訓練では実戦同様、親機である一式陸攻に吊るされ、
規定の高度まで上昇し親機から分離、自由落下後、グライダーとなって旋回。
ソリを使って着陸します。
 
佐伯さんは、旋回中に失速、不時着。
負傷し、実戦前に終戦を迎えました。
 

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今回は、主に一式陸攻から
桜花(K-1練習機)に乗り込む手順や、そのときの状況の
お話しを伺いました。
 
一式陸攻の床下から桜花に乗り込むと、目の前に計器は8つ。
桜花を切り離すメーンスイッチは一式陸攻側にあり電話連絡ののち
分離し滑空します。
 
実際の桜花に乗って生還された方は一人もいません。
しかし、乗り込んで滑空するまでの手順はK-1も同じですので
桜花特攻を知る上では、実に貴重な証言であります。 

コメント

いつも貴重なインタビューをありがとうございます。
桜花が滑空できるとは驚きです。
推力が無いととても揚力が発生しそうにないように見えますが、ちゃんと考えられているのですね。

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