« 蒼空はるか 単行本 第1巻発売 | メイン | 11月末~12月初め予定等 »

2018年11月10日 (土)

電気自動車レースに参加

Imgp6317

つくばサーキットで行われたEV(電気自動車)レースに
株式会社アクイラの実験機セカンドドライバーとして参加致しました。
 
このGTOはEVコンバート車両の実験機です。
EVコンバート車両とは、ガソリンエンジン市販車のエンジンを
降ろし、モーターとバッテリーを搭載した車両の事で、
車格が無視されるので、ベース車両が
軽自動車でも大排気量車でも、見た目は全然違くても
同じような中身にすることができるわけです。
超大雑把にいえば外側のボディだけ、取り換えるみたいな、
ミニ四駆のようなイメージでしょうか。 

当該のGTOは、エンジンルームはスカスカで
モーターを中央に搭載し、バッテリーをリアに設置してあります。
 
当初は古い車を外見そのままに乗りたい方に最も
おすすめの方法でしたが、モーターライフにおける革命的
応用等、様々なアイディアが考えられます。
 
エントリー車両はいずれも大手企業か
コンバート車両のパイオニアであるオズモータース、自動車大学校などで
個人製作の車両で参加したのはこのマシンだけでした。
 
※この車両の詳細は12月26日発売のオプションに掲載予定であります。
 
社長は私と同い年であります。
大変な苦労をしてやってきております。
この分野には素晴らしい可能性が秘められているので
応援したいのです。
 
電気自動車の普及には、石油大手や自動車会社そのものの利権による
大きな壁がありますが、ここで我が国がもたついていると、
ショートカットしてきた中国に確実に追い抜かれます。
 
我が国は新しいことにチャレンジしにくいのです。
消費者の立場ばかりが偉くて、クレームがあるとすぐに
メーカーの責任になるんですね。だから規制が厳しくなって
余計な決まり事ばかり出来てしまう。メーカーに頼り切り、
高品質で完璧なものを求めるということは、いずれ自らの首を絞めます。
玉石混合の中から自分の目で
確かなものを見抜いて選べる力を、日本人、個人個人が
養ってもらいたいと願っています。
 
ガソリンエンジンのエキゾースト(排気音)そのものにも
楽器を演奏するような、感覚と、官能的な心地良さがあり、
今後も残ると思いますが、電気自動車も並行して開発を進めて行かないと
我が国は、危ういと感じます。だから、
志のある者が向かい風の先頭に立って立ってやってきているのであります
 
いろいろ難しいことを書きました、その魅力を伝えるために
最後に、簡単な話をして終わります。
 
電気自動車はエキゾーストが無いので、
自然の中を走ると、聞えるのは風を切る音だけです。
この心地良さは最もスポーツカーに向いていると思いませんか。
実用化の暁には新緑や紅葉の中を走ってみたい。

コメント

コメントを投稿