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2016年12月20日 (火)

衣服による時代考察

Scan001

昭和18年9月20日の航空記念日
所沢の陸軍飛行学校にて撮影された写真です。
 
写真の左端が遠藤三郎陸軍中将で航空士官学校長の
御令嬢、その左、頭にリボンを着けているのがヒラセンレースの
御令嬢で、その左側が老舗デパートの御令嬢です。
取材した詳細なメモが年末のゴタゴタで埋もれてしまい
出てきたらちゃんと書きます。

  
この写真そのものは遠藤中将の御令嬢より頂戴して掲載許可を頂いた
ものです。もう一枚、お嬢様方を正面から写した写真もありますので
今度またスキャンしておきます。

 
パイロットの方々は、陸軍士官学校の空勤者と思われますが
詳細はわかりません。中将のお嬢様おっしゃるに、おそらく後の
振武隊(特攻)で戦死されたのではないかということでした。

 
興味深いのがお召し物です。手前の御三方はワンピースでスカートです。
戦時中と雖も、華やかです。とても貴重な資料写真です。
 
私は、戦時を経験された女性に
「いつ頃からモンペに変わったんですか?」と尋ねるのですが
具体的に記憶されている方は少ないです。
  
この写真は昭和18年の9月20日です。和服の左側のお嬢様は
セーラー服ですけどスカートです。
 
女性の装いが簡素化して
いよいよ戦況切迫してきたのが昭和19年の中頃といえます。

サイパン玉砕からが特に顕著です。
比較的裕福な家庭とはいえ、世間体がありますので
公の場所でスカートは履けないと思いますが、どうでしょうか。
 
中将のお嬢様も「昭和19年後半からいよいよだと思った」
という印象だったと語られております。
 
私はNHKの朝の連続ドラマなどを見て、時代考察が
どうだったのかとかよく考えてます。
現代の物差しではかっていないか、超越的でないか、など。
時代考察がきちんと行われていない作品だと
昭和17年代なのに、都市部で超質素な暮らしをしている等
テキトーです。
 
この場所は現在の所沢航空記念公園です。

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