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2012年7月14日 (土)

無罪と無実は違う

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パラオ・ペリリュー島にこんな慰霊碑がある。
戦争博物館(海軍弾薬庫跡)の隣だ。
  
「ひろしま・祈りの石の会」という団体が作ったもので
世界中に同じものを建てているようだ。
 

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これだけは少々場違いな気がしてならない。 
米国は原爆投下の大義として「戦争の早期終結」を主張する。
確かに、広島と長崎への原爆の投下によって戦争は早く終わった
かもしれない。 
 
しかし、原爆投下が無差別大量虐殺であることに何ら変わりない。
アメリカは間違いなく大罪を犯した。
ただ、裁かれることがなかっただけだ。
 
無罪と無実は違う。
 
パラオに限っていえば歴史上、侵略戦争云々とは関係ない。
国連から統治を委任された、正式な日本の国土であった。
アメリカが戦争で奪いにきたものだから、国土を守るために血が流れた。
ただそれだけだ。
 
戦後、アメリカの事実は無罪となり、日本の無実は有罪となった。
 
戦争は悲惨だと、目を瞑ってはいけない。
誰だって争いなんか好まない。日本人はみんな穏やかで清らかだ。
だけど目を瞑っていたらナイフを持った奴が背後から近付いてくるかもしれない。
 
どうか、みんな一緒に考えてほしい。

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