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2011年8月19日 (金)

アフリカマイマイと寄生虫

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アフリカマイマイです。

その名の通り、アフリカが原産ですが、1935年(昭和10年)日本移民が

食用を目的としてパラオに持ち込み、旧朝日村(現在のアルモノグイ辺り)で養殖を始めました。

しかし、川の氾濫で逃げ出し、ガルミスガー川流域に広がり

やがてパラオ全域に繁殖しました。

 

植物や果物への食害がひどく、駆除されましたが、絶滅できず現在に至ります。

コロールの市街地でもよく見かけます。(特に雨の夜に多い)

 

気をつけたいのは、『広東住血線虫』という恐ろしい寄生虫を持っていることです。

 

戦時中、食べるものがなく、このカタツムリで命を繋いだ兵隊さんがいるので

命の恩人とも言える一方で、生煮えを食べた兵隊さんは、寄生虫にやられて亡くなりました。

 

船坂弘著『ペリリュー島玉砕戦』によると

「我慢できずに生煮えで食べた者は、どういう訳か、脳をやられて死んだ」と記してあります。

広東住血線虫は、人間に寄生すると、脳へ進入し、死に至ります。

 

同様にネズミもこの寄生虫を持っていますから、気をつけてください。

もし、触れてしまった場合は、よく手を洗いましょう。

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